えずこホールの編曲のことで、作曲家の鶴見幸代さんと打ち合わせ。お願いすべき依頼もすべてお伝え完了。
なんとなく、公演内容は、以下のような感じになりそうです。
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えずこホール開館10周年記念事業
演劇交響曲第1番『十周年』
第1楽章 序曲「恋人ばあちゃん」
第2楽章 ギター舞曲「ママとパアテルル」
第3楽章 合唱シアター「たけやぶた」
第4楽章 吹奏楽劇「幻覚の森」
第5楽章 フィナーレ「祝電」
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作曲 野村誠・片岡祐介・尾引浩志
作劇 倉品淳子・柏木陽・わたなべなおこ・明神慈
振付 矢内原美邦
美術 藤浩志・きむらとしろうじんじん(野点)
編曲 坂野嘉彦・鶴見幸代・寺内大輔・野村誠
原案 えずこ10周年ワークショップ参加者の皆さん
協力 飯田茂実・鈴木キヨシ・池田邦太郎
出演 ・・・・・
会場 えずこホール
2007年2月17・18日
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概要
えずこホールが開館し、今年(来年)で十周年を迎えます。
それを記念して、ホールに集う地域の住民の方々とともに演劇、音楽、ダンス、美術、などをもりこんだ総合音楽劇「演劇交響曲第1番『十周年』」を上演いたします。
みどころ1
総合監修はNHK教育テレビ「あいのて」をはじめ、テレビや舞台など、さまざまな方面で活躍している新鋭作曲家・野村誠。そこで、全編を通して、楽しくかつ刺激的な音楽に溢れ、約20曲の音楽が登場します。合唱、ギター、吹奏楽、民族楽器など、構成もさまざまで楽しめます。
みどころ2 ストーリーは、喜劇「夏の夜の夢」の現代版
ストーリーは、シェイクスピアの喜劇「夏の夜の夢」を下敷きに、現代の仙南に舞台を移して展開します。老人ホームから駆け落ちした男女が出会う愉快な珍道中の数々です。
みどころ3 音楽、脚本、振付は、国際的に活躍する超一流のアーティストによる新作
音楽、脚本、振付は、国際的に活躍する超一流のアーティストによる書き下ろしの新作。
倉品淳子(山の手事情社、演劇)、矢内原美邦(Nibroll、ダンス)を初めとする豪華スタッフ。
いずれも地元住民とのワークショップで取材を経て創作されたもので、住民のアイディアが盛り込まれています。
みどころ4 キャストは、猛特訓を経験した地元(住民)のみなさん
キャストは、地元(住民)のみなさん。3月のプレ公演を経て、6月よりワークショップ(レッスン)が再開。オーディションを経て残った約30名の個性派揃いです。プロのアーティストによる8ヶ月に渡る集中的なレッスンを経て、本番では、本番ではプロ顔負けの熱い演技、楽しい演奏が期待できます。
みどころ5 地域の子ども楽団の出演
地域の子どもたちも出演。1年前より、作曲家の野村誠とワークショップを重ねた「つくしの会児童合唱団」、「船迫中学校吹奏楽部」、「白石女子高等学校吹奏楽部」、「大河原商業高等学校ギター部」の子どもたちが、本公演のために作曲されたオリジナルの劇中曲を演奏します。
みどころ6 リサイクルによる美術
家庭で不要になっているレジ袋、ビデオテープなどを使って、舞台美術を制作。
住民参加型のアートの仕掛けを行うのは、美術作家の藤浩志。
みどころ7 屋台での体験コーナーもあります
当日は、舞台での公演だけでなく、休憩中は、ロビーや平土間ホールに、屋台が登場。陶芸家のきむらとしろうじんじんの「野点」では、観客が絵付けをした茶碗を、その場で焼いてくれるいなど、体験型のコーナーも目白押し。
■第1楽章 序曲 「恋人ばあちゃん」
作曲:野村誠
作劇:倉品淳子
舞台は現代の老人ホーム。駆け落ちをした男女が、老人ホームから脱走する。
■第2楽章 ギター舞曲 「ママとパアテルル」
作曲:野村誠・片岡祐介
作劇:柏木陽
駆け落ちした4組のカップルの珍道中が、ギター合奏とダンスを交えながら展開。
■第3楽章 合唱シアター 「たけやぶた」
作曲:野村誠・片岡祐介・尾引浩志
作劇:わたなべなおこ
竹やぶの中で遭遇したブタの物語が、合唱とコミカルな演劇で展開。
■第4楽章 吹奏楽劇 「幻覚の森」
作曲:野村誠
作劇:明神慈
物語のクライマックス。幻想的な雰囲気の中、2つの吹奏楽が共演し、劇のエネルギーが頂点に達する。幻覚から目覚めるまでの過程が、吹奏楽と演劇で展開。
■第5楽章 フィナーレ 「祝電」
作曲:野村誠
作劇:倉品淳子
珍道中から戻り、劇場の10周年を祝う宴が和気藹々と催され、終幕。