野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

穴猿・山猿・アネゴ猿

昨夜書いた曲のタイトルを「穴猿・山猿・アネゴ猿」と命名。詳しくは、御喜美江さんのブログを参照
http://mie-miki.asablo.jp/blog/
ぼくも御喜美江さんも、穴猿・山猿も、みんな申年生まれなのです。

今週末には、穴猿・山猿デュオコンサートがありますよ。ぼくも徳島には見に行きます。
http://blog.so-net.ne.jp/shuri/

鶴見さんから、お茶ゼリーの返曲が来た。「ミニ丸」。ゼリーがセリーだから、今度は、ミニマルってことで、それを隅田川に浮かぶ船に見立てて、とのことです。だんだん、最近、返曲のペースが早くなってきた気がする。

昨日から、教育音楽の原稿を書かなくっちゃとパソコンに向かっていると、えずこホールでのワークショップがどうなってるか気になったり、鶴見さんから来た曲の返曲を書きたくなったりして、原稿はほとんど進まずに、音楽ばっかりが進みます。ブログの日記なんて、あっという間に書けるんですけど、この原稿だけは、書くの気が進まないのか、遅いんですよ、いつも。

えずこホールのワークショップ、いい感じみたいですよ。昨日、柏木くんとも話をしました。詳しくは、以下のブログ参照。
http://d.hatena.ne.jp/ezukohall/

それから、えずこホールで住民自主企画によるワークショップで、有名な戯曲を読む、というのもやってみるらしい。だったら10周年の公演で、シェイクスピアとかを下敷きに、自分達流の音楽劇を作っていくのも面白いかも、と閃きました。今までのワークショップで出てきた素材も、シェイクスピアの中に取り込め茶うだろうし。野村誠シェイクスピアに取り組むとかも、非常に稀有な体験だし、面白そう。夢は膨らみます。

ところが、今日のワークショップでは、みんなが脚本も書いたらしい。じゃあ、みんなに脚本書いてもらうか。

どんどん、膨れ上がっちゃって、収拾つかなくなるくらい膨らんだら、いいなぁ。ぼくがまとめられないって困っちゃうくらい、困らせてもらえると、うれしいなぁ。こちら、composerなんで、compose(構成)することは得意なので、まとまらないくらい困らせられるくらいで、ちょうどいいかなぁ。楽しみ、楽しみ。

で、気分転換に、自作のピアノ曲「たまごをもって家出する」の練習したりしてます。10月30日に早稲田大学小沼純一さんと対談するのですが、その時に弾くことになったのです。3年前に碧水ホールで弾いたときが、技術的には一番譜面通りに近い演奏だったかな。練習は楽しいけど、全然弾けるようにならないよー。まずは、3年前のレベルを目指して。

ピアノの練習と作曲とえずこホールの心配とで、原稿から逃避していたら、京都女子大の卒業生の長ちゃんから電話がかかってきて、ちょっとのつもりが数時間の長電話。長ちゃんが「私聴いたことないから弾いてください」と言われて、彼女のために授業で「たまごをもって家出する」を演奏したこともある長ちゃん。「人の一生、魚の一生」という歌詞を作って、その歌詞にぼくが曲をつけたこともある長ちゃん(この歌は、授業で作ったCDR「のむしょく」に収録されています)。2年前と今の違いを感じつつ、色んな話をして、もっとワクワクしたいね、と二人で話し合った。気がついたら深夜2時だ!

そんなこんなで、ようやく書けた原稿。