生田萬さんとの打ち合わせ。またまた、一歩前進。
明日にはニブロールの矢内原美邦さんも来る。明日には、音楽ワークショップを生田さん、矢内原さんに見てもらうことにした。
生田さんの劇のエンディングは、片岡さんが来た時に作った「ほうこうざい」という歌になった。
ホエールトーン・オペラ全幕上演の打ち合わせ。
本番は4月23日。
日英交流で作ったオペラ全4幕を日本、イギリスそれぞれから集まったメンバーで上演します。いろいろ広報が遅れていたり、出演者の交渉などが遅れていますが、画期的なプロジェクトの完結を大成功にできるよう頑張ります!
皆さん、日本全国から仙台の近くのえずこホールまで足を運びましょう。東京でも京都でもやりません!手帳に書き入れて、見に来れるようにして下さいね。
そして、夜のワークショップ。
昨日に続いて、2,3人で即興をして、それに名前をつけていった。7曲もできた。
持続音が響きあう夜明け。夜明けがあるなら、日没もあるはず。どちらも持続音を中心に演奏するのだが、日没の方がちゃんと沈んでいく感じになった。
荒野の4人は、馬が走るような軽快なリズムとトランペットが特徴的な曲。
かわいい宇宙人と交信は、グリッサンドとか、断続的な音など。
いないいないばあは、いないいないばあとやっているようなリズムの部分を各自がホケットようになって演奏している。でも、いないいないばあという言葉のイメージだけで、これだけの演奏ができるこのグループは大したものだ。
たまたまことづめは、たまたま箏爪つけていたKさんと、たまたまタンバリンを持っていたSさんによるデュオが発端だった。箏とタンバリンという組み合わせが、あまりにも不釣合い。これは、箏1面に対して、10人くらいがタンバリンとすずだけで、単純なリズムを幼稚園のようにやっている曲になった。組み合わせのアンバランスさ。
バカ犬の散歩は、最初にやってもらった即興が、飼い主の綱をどんどん引っ張っていってしまうような犬のような落ち着きのない安定感のない演奏だったため。たまに、飼い主が綱を引っ張るようにトランペットで強く一音を吹いたら、犬が一瞬おとなしくなる、ことにした。混沌になると、飼い主が一音。それ以外にも、飼い主がちゃんと安定させようと努力していることを示そうと、トランペットにはそれ以外の時も、そのつもりで演奏してもらったら、トランペットの方がバカ犬っぽかった。
後半は、ぼくが番組監修をしているNHKの新番組「あいのて」の「ワニバレエ」という曲(鈴木潤編曲)や山口情報芸術センターで行った「しょうぎ交響曲の誕生」のCDから、「どこ行くの?」を聴いてもらったりして、そこからの話の流れで、「夜明け」の曲をぼくが細かく指示・指導することになった。何度も繰り返し、細かくディレクションを加えることで断然演奏がよくなっていった。
明日がますます楽しみ。このグループは日々、進化している。