野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ウグイスセッション

淡路島での2泊3日を終えて、我が家には、Jon Palmer(演出家)、吉野さつき(ワークショップコーディネーター)、樅山智子(作曲家)の3人が宿泊中。

樅山さんは、大好きな楠の巨木に会いに行き、ぼくと林加奈ちゃんは、ジョンとさつきちゃんと一緒に、京都観光。今日は、二条城へ行く。

鴬ばりの床がキュッキュッっという。この音があちこちからして、これは、本当に素晴らしい音楽だった。ただ、その音を楽しむのも楽しいのだが、途中から、歩かずにみんなで一箇所に留まって、床でビートを刻みながらのウグイスセッションもした。かなり面白かった。

続いて、竜安寺にも行った。

それから、神戸のCap Houseへ。ここでは、樅山さんとその友達のナオちゃんも合流。電車の中で高校の古文の先生と友達になっていた。

梅津和時さん(サックス・クラリネット)と、中川博志さん(バンスリ)とタブラの人によるコンサート。でも、コンサートが始まる前に、cap houseの色んなアトリエを案内して周った。ここは、色んなアーティストが各部屋をアトリエにしているの。ジョンもこんなスペースあって理想的だな、と思っていたようでした。

ライブは一曲目に梅津さんのバスクラリネットディジリドゥーみたいな循環呼吸ドローンの気合の入ったソロがあって、この曲だけで30分やって欲しい感じ。梅津さんは、優しくサービス精神の旺盛な方なので、それ以外にも色んな曲を盛り込んでいたけど、あれだけとことん30分でも聞いていたかった、とぼくは思った。

インド音楽の笛(バンスリ)と太鼓(タブラ)にサックスやクラリネットが加わった演奏をパイプ椅子に座って聴いているのが不自然な感じがして、なんとなく床に座りたいな、と席を立ったのだけど、気がついたら、ぼくは踊り始め、だんだん激しく踊り、ライブの後半40分くらいは、ずっと踊り続けた。ライブで踊るって、久しぶりなので、新鮮。

京都に戻って、みんなで温泉に。