1月17日は、我が親友の杉岡正章鶴くんの誕生日でもあり、神戸の震災のあった日でもあるけど、作曲家の樅山智子さんの誕生日でもあって、今日は樅山さんが大好きな人を集めて誕生会をした。そして、光栄にも大好きな人の一人に選ばれたぼくは、うちに帰って作曲しなくっちゃと思いつつ、しかし、えずこホールであれだけ働いたので、今日は働かずに誕生会に行きました。
さて、お誕生会の参加メンバーは色んな人がいて、華僑について研究している人も、長唄三味線の人やコラ(アフリカの琴)奏者の人や、作曲家はぼくと鶴見幸代さんがいて、映画監督も、SM関係でのお知り合いも、折り紙アーティストも、ポリアモリー関係でのお知り合いも、いろいろいたみたい。ポリアモリーという言葉は、初めて聞きました。以前、BuBuさんが何かの原稿で、ポリガミーという考え方を古橋悌二さんから教わった、というようなことを書いていたのを読んだことがあったけど、似た言葉のようです。ポリアモリーは、複数の人と恋愛関係を築いていくことを指すみたい。
山岸俊男「信頼の構造 こころと社会の進化ゲーム」(東京大学出版会)という本を以前読んだことがある。
- 作者: 山岸俊男
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
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集団主義社会は安心を生み出すが信頼を破壊する
と書いてあった。そんなことを思い出した。その本の信頼の定義に従えば、一夫一婦制は、信頼はないが安心を生み出し、ポリアモリーは安心がないからこそ、信頼を基盤に成り立つ関係ということになるのだろう。ポリアモリーに関するワークショップというのは、安心を生み出す集団主義社会ではなくって、個人個人がどうやって信頼関係を築いていけるかということを、突き詰めて考えていくことになるのかな。今度、ゆっくり教えてもらおう。
それにしても、いろんな人がいい感じにその場に存在しているのが、居心地がよかった。樅山さんが現在進行中のプロジェクト「マイノリマジョリテトラヴェル」(エイブルアート・オンステージ参加事業)の一幕を見ているような誕生会だった。「マイノリマジョリテ」楽しみだなぁ。