野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所千秋楽

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)での城崎レジデンスの千秋楽15日目!

本日は、コンサートを行いました。JACSHAらしい盛り沢山のプログラム。

1曲目は、野村誠作曲「相撲聞序曲」で、鶴見幸代と野村誠の連弾。椅子を使わずに、腰割りの姿勢で演奏したのは、今回が初。2曲目は、鶴見幸代作曲の「すもうハノン」で、6曲の曲集のうち2曲では、地域の子どもも出演。鶴見、野村、樅山智子の3人の作曲家が様々な組み合わせでピアノ連弾し、合間に相撲に関する短いトークを挟む。3曲目は、「ネッテイ相撲聞BC300」を、3人で上演。ネッテイ相撲の沈黙の間がケージの4分33秒のようでもあり、非常に前衛的な沈黙が続く。

休憩をはさみ、4曲目は、野村誠作曲の「但馬土俵開きのうた」を3人で上演。下駄の上を歩き回りながらの声のアンサンブル。5曲目は、樅山智子作曲「こなた精霊」を3人でピアノ演奏。16分の大曲。6曲目は、樅山智子作曲「真砂子ノ儀」で、観客が声で参加して、それにピアノが加わる。7曲目は、「竹野相撲甚句ファンファーレゲエ」を、3人で鍵ハモ演奏。

盛り沢山で、楽しいコンサートでした。

片付けの後、城崎国際アートセンターの橋本さん、吉田さんと、今後の可能性についても語り合い、最後のちゃんこと最後の温泉を味わい、最後の語らいで夜がふけていきました。ありがとう城崎。