野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

打ち合わせ

小林史真さんと、打ち合わせ。27日のコンサートの全貌が見えてきた。
夜はハダスフィールドに戻り、Jon Palmer(Full Body & the Voiceのディレクター)とヒューと3人でホエールトーンの全幕上演について打ち合わせ。ジョンに演出をしてもらう可能性をヒューは考えている。とにかく、ヒューとぼくが作品を練り上げないと、ジョンとしては手の出しようがない、とのことだった。ただし、練り上げる作業を野村が嫌なら別だが、とジョンが聞いてきたので、ヒューが、ジョンは誤解しているよ、野村は即興したりワークショップでは、いつも遊びに満ちていて楽しくって、でも、それを作品として緻密に練り上げていくところが、彼の面白いところ、と説明してくれた。
だから、遊びに満ちているホエールトーンの素材を練り上げてスコアを作る作業が、次の段階。ヒューとぼくがスコアを作り、そこを叩き台として、演出プランを考えていく。まずは、2月にジョンが日本に来た時にぼくとジョンで話す。イギリスでヒューとジョンで話す。4月にヒューが日本に来たときに、ヒューとぼくで話す。というように、進めていこう。この進め方のアイディアは、吉野さつきさんがコーディネートで、ジェニー(ロンドンの身体障害者の劇団の演出家)とジョンと日本で進めるプロジェクトの進め方を、ジョンがぱくったみたい。何かが動くと、他も影響される。