野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

えずこホールの新プロジェクト

ヒューの家族とDartington Collegeへ。ここで、9月30日と10月1日にホエールトーン・オペラのワークショップをします。で、今は、振付家と作曲家が関わって、学生とやっているプロジェクトのリハーサルがあるらしく、これを見学。フリージャズのピアニストのKeith Tipettがドラムセット4つ+声の曲を作曲して、リハーサルをやっていました。曲はなかなかいい曲でもあるのですが、学生は譜面に釘付けで、ダンサーとの関係性など全く見る余裕がないので、ま、これからどうやって深めていくかなのかな、という感じでした。

ヒューが最近一緒に仕事をしている振付家のJules Lavilleも演出家の夫や舞台美術家の友人、子どもたちと一緒にきて、子どもたちやヒューが寒い中、川で泳ぐ合間に、1月14〜18日にえずこホールで始めるプロジェクトの打ち合わせ。3、4歳児と音と動きの即興セッションをする中から生まれたモチーフを発展させて、音楽・振付作品を作り上げる計画です。子どもに音楽やダンスを教えるのではなく、子どもから音楽やダンスを教わり、それを練り上げて作品を作ると、どんな作品になるか、ということです。ワクワク。