野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

クイーカー

京都女子大の教え子が、クイーカーを借りに我が家にやって来る。現在4回生。卒業研究で打楽器による音楽療法をテーマに考えているうちに、テーマがぐんぐん絞られて、クイーカーに。自ら、自作のクイーカーつくりを試みているらしい。とにかく、クイーカーの音が好きらしい。(ちなみに、クイーカーを知らない方への注。あの「できるかな」のゴンタ君の声が、クイーカーの音です。)
で、我が家でいきなりクイーカーづくりが始まって、豆乳の容器に糸を糸電話みたいにつけて、濡れタオルで擦ってみたり、竹串やら色んなものを引っ張り出して遊んで、結構面白い。途中で池田邦太郎さんに電話で質問したりしたら、池田さんも糸電話式にして、濡れティッシュでこするという実践をしたことがあったらしい。壊れにくくて、いい音が出るクイーカーができたら、すごくいいだろうなぁ。卒業研究がうまく進んだら、ぼくも教えてもらいたいなぁ。
今日はカイロプラクティックの日なので、背中がボキボキ気持ちいい。
加奈ちゃんがCDの棚を買ってくれたので、CDの棚を整理したり、みなとみらいでのワークショップの譜面をファイルに整理して入れてみたりして、のんびり過ごす。
吉野さつきさんから、「飛び石プロジェクト」(イギリスから二人の演出家を呼んで、障害のある人ない人が共同で作る演劇のプロジェクト)の起点になる俳句を英語で言われたんだけど、それを日本語に訳すとどうなるかな、なんていう楽しい電話もあった。
教育音楽の原稿が締め切りをとっくに過ぎてるので、書いた。みなとみらいのワークショップを下敷きに五線紙の上に絵を描く話。