自然の家の朝食は７時４５分。眠くて仕方がないが無理矢理起きる。しかし、部屋に戻るとまた寝てしまった。１０時前に起きて、ようやく活動開始。
今日はメインファイヤー場が使えないので、薪、竹、機材などをキャビンファイヤー場まで移動。その後、午前中に、「線香花火ぶらさげ作戦」をする予定だったが、自然の家の昼食は、１１時４５分。もう、あまり時間がないので、みんなで竹や薪やバケツを演奏して遊んだ。みんな楽しそう。楽しそうだし、ファイヤー点火前にファイヤーの木組みをカンコン叩く演奏があってもいいか。
昼食後は、加藤さんがスピーカーを持って来てくれるまでは音響のテストもできないし、ムネサダくんがサプリメントを持って来てくれないと炎色反応のテストもできないし、タナカットさんが来ないと火打石のやり方も分からないので、特にやることなし。そこで、六甲施設の研修室のピアノを見て、ピアノについてサポートスタッフに知ってもらおうということになった。ピアノの前のふたをはずしてアクションを見てもらうと、みんなとても喜んでくれたので、本番でもピアノの前を見せようということになった。
それと、燃えた木を使って工作がしたくなるか、試しにやってみた。炭の表面を削ると色合いが味わい深くなる。
ムネサダくんが巨大な霧吹きを持参で登場。それで虹を作って遊ぶ。加藤さんとチョウさんが到着。スピーカーもセッティング。スピーカーを上向きで試してみる。明日が小学生とのワークショップの一日目なので、そろそろ真面目に係決め。冗談みたいなタイムテーブルを作って、予行演習をすることにした。
１９：２０ 子どもたちを座らせる、演奏班の子を集める、暗転
１９：２３ 演奏に合わせて火打石スタート
１９：２８ 点火をあきらめ、ローソクに点火
１９：２９ ローソクから線香花火スタート
１９：３４ ファイヤーに点火
１９：３５ 聴診器１〜５班
１９：３８ 聴診器６〜１０班
１９：４１ 聴診器１１〜１５班
１９：４４ 聴診器終了、マイクを付け替え
１９：４８ ＰＡスイッチオン（どんどん、燃やす。派手な音ジュー）
１９：５２ 鉄板、霧吹き、ここから２０分間（水風船２班ずつ、とアイディア試し）
２０：１０ リコーダー＋火の指揮者
２０：１５ 火を消して星形、じっくり味わう
２０：３０ 終了、電気をつける
タナカットさん、カイくんが登場。タナカットさんの指示で火打石をやるが、火花が全く出ない。出る気配すらない。石が悪いのかも、と色んな石を拾い集めて試すが、火花が出ないし、全く点火せず。
本番の予行演習をタイムテーブル通りに試す。唯一成功したのが、前回何の反応もなかった米。米を入れると、パチパチとはじける音がしたのだ。
一方、問題点は次々に露呈。風が強いとロウソクに日はつかないし、サプリメントを入れると炎色反応はよく分からない上に、線香花火のパシャパシャが見えなくなる。線香花火に着火するのも、時間がかかるし、キャンプファイヤーとのつながりが難しい。聴診器は、１グループ３分では慌ただしすぎ。ＰＡも音質が今一つで、イコライザーをかけて、もっと自然な音質を作らないとライブ感が出ない。８０人の子ども全員が水風船を投げ入れるのは、非現実的。火の指揮者は美しいのだが、音楽的な合図になりそうな動きではない。指揮者のカテキンが普段やっているトワリングの動きそのままで、少し拍が分かるように振ってもらおうとしたが、彼は指揮者ではないので拍は分からない。動きは美しいのに、リコーダーを指揮するのがうまくいくのか？
１回目の本番前日に、こうした不安材料がいっぱい露呈したことは、とても良かった。これまでは、どんなことができるか可能性を開いてきた。しかし、本番に向かって、これからは可能性を捨て、絞り込んでいく段階だ。せっかく、このサポートスタッフとやっているのだから、このメンバーとでしかできない内容を最優先させよう。その上で、一番効果的な方法を考えようと思った。例えば、火の指揮者では、カテキンに思う存分に得意な動きを披露してもらうのが一番だ。その動きを合図に、子どもたちの方がリコーダーで合わせればいい。
深夜の打ち合わせ、そして飲み会。iopの永田さん（企画者）も合流。永田さんが、線香花火８０連発、鉄板のデュエットは見てみたい、と言う。明朝は、火打石の実験と線香花火８０連発の挑戦。まだまだ、課題はいっぱい。そのまま日付けが１４日に突入。１４日は、「火の音楽会」の誕生する日であると同時に、サポートスタッフのアニキ、映像スタッフの加藤さんの誕生日でもある。そこで、アニキと加藤さんの誕生会に突入。４時すぎまで楽しく飲み会は続いた。サポートスタッフのメンバーは、本当にいいメンバーだ。明朝も７時４５分に朝食だが、、、。
