野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

滋賀のプロジェクト/楽譜を描く/CCCDのワークショップ

びわ湖芸術文化財団の福本さん、山元さん、竹村さんと、Twelve Inc.の野田さんとオンラインミーティング。6月から10月にかけて、滋賀県近江鉄道沿線と関わってのアートプロジェクトを行うべく準備中。初めての座組なので、お互いを少しずつ理解し始めるところから始まっている。

 

フリーハンドの楽譜を描く作業も黙々と少しずつ進んでいて、ウェブサイトのリニューアルに向けての年表作成作業を少しずつ進んでいて、確定申告の作業が遅々として進まない。コツコツやることが複数平行してあると、興味がないことが後回しになって、楽しいことをやってしまうんだなぁ。年表作成していて、2016年3月31日に、アサヒアートスクエアのクロージングの最後の演奏をしたことを思い出し、胸が熱くなった。

 

香港のCCCDの企画によるオンライン講座の2回目。前回と同じメンバーで、イギリスと香港とバングラディッシュからの参加者とのワークショップ。前回のワークショップで生まれた曲をモチーフにしたピアノの即興演奏を導入に。その後、前回のモチーフを4分割してそれを声で重ね合わせるようなセッションをして、既に相当楽しいいい感じ。バングラディッシュの太鼓が威力あり。楽器→声→動き→楽器、という構成だけ決めて再度やってみる。続いて、前回話題になったリコーダーということで、リコーダーを水に沈める奏法を実際にやってみせたり、さらにはリコーダーの色々な演奏の仕方を試行錯誤する。そうした中から、リコーダーを指揮棒に見立てた動きがあり、ここから、指揮者に合わせて演奏するコーナーにした。それぞれの人に指揮をしてもらい、ゆったりした動き。速い動き。スピードの変化。手を開いたり閉じたり。指を速く動かしたりと、指揮の動きによって明らかに演奏のニュアンスを変えられる。ここで、一休みで、ぼくが15年前にやっていたNHKの番組「あいのて」を紹介。風船の回や石の回など。そして、各自で部屋にあるものを探してきて、それを演奏してもらう。ホッチキス、ポテトチップス、封筒、鍵、、、、、。全員で本を演奏するのも面白い。最後にフルーツバスケットオーケストラの話をした。そして、次回は色々な音楽ゲームを各自が考えてきてシェアするところから始めることに。