野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

肥後琵琶/山内光代/須藤かよ

本日は、肥後琵琶のお稽古の第1回目。先生は、岩下小太郎さん。今日は、琵琶の歴史に関して、小太郎さんに講義していただき、ぼくが色々質問したり、絃の張り方を教えていただいたりした。あとは、楽器の持ち方や奏法などについては、質問すると実演して教えていただく。気がつくと2時間半も!貴重な資料はお貸しいただき、勉強することいっぱいで初心者は楽しい。

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熊本市現代美術館の『ミュシャ』展を見る。九州で唯一の公立の現代美術館なのに、熊本市現代美術館は、現代美術の展覧会でないことが結構あり、「熊本市美術館」という名前に変えた方が適切なのでは、と思うこともある。図書スペースに、タレルやアブラモヴィッチの作品が常設されているのを知って、最初に来た時はワクワクしたし、図書スペースの蔵書もとても良いのだけど、、、、。九州にいると現代美術の展覧会自体が本当に少ないので、せめて現代美術館では現代美術の展覧会をもっとやって欲しいなぁ。それでも、『ミュシャ』展の最後におまけのように熊本市現代美術館のコレクション作品から、数展が関連作品として展示されていて、ささやかに現代美術があった。あと、無料で入れるギャラリーで、山内光枝さんの映像作品の上映をやっていて、これが一番面白かった。

 

3月30日に、ぼくは熊本市現代美術館のアートラボマーケット(という名のスペース)に登場し、ワークショップか何か面白いことをする。その下見を兼ねて、アートラボマーケットのスペースも見る。

 

夜は須藤かよ(ピアノ)、五十嵐歩美(ヴァイオリン)、松本敏明(ハーモニカ)によるライブを聴きに行く。須藤さんは、以前東京でライブで対バンになったことがあったが、10年以上昔に熊本の田舎に引っ越しされていて、ぼくも熊本に来てからお会いしていなかったが、最近連絡とって、今日、ようやく再会。行くと言ったら、鍵盤ハーモニカを持って来て、と言われたので、鍵盤ハーモニカを持っていった。ライブはブラジル特集で熱演を楽しんだ。途中で、我が琵琶の師匠の小太郎さんが琵琶で登場してセッションタイムがあり、そこでぼくも鍵盤ハーモニカで出演。さらには、明日、東京に引っ越し、これから東京で音大生になるという若きトランペッターがOver the Rainbowを吹く時にも、ぼくも呼ばれて鍵盤ハーモニカを吹いた。せっかくだからブラジル音楽もやりたかったけど、またの機会に。《あんたがたどこサンバ》とか《肥後琵琶ブラジル》やりたくなった。せっかくハーモニカの名手がいたので、ハーモニカと鍵盤ハーモニカのセッションしたかったなぁ。