「世界のしょうない音楽祭」に向けて、作曲をしている。今年のテーマは「ラテン」で3回のワークショップで「ラテンのリズム」を色々やってきた。だから、ノリノリの曲を作曲すると思い込んでいた。しかし、今書いているのは、全然違う。
本番の会場が大阪音大のミレニアムホールという良く響く場所で、ノリノリにアップテンポで演奏すると、どんどんリズムがゴチャゴチャになってしまいそうだ。あと、初めてヴァイオリンやヴィオラやチェロやヴィオラ・ダ・ガンバやシタールやガムランに触れるワークショップ参加者からすると、あまりアップテンポだと難しく楽器をうまく扱えない。気がつくと、テンポがゆっくりになって、響きを味わいながら作曲している自分がいる。
曲の中に登場するリズムは、確かにラテンをテーマにしたものだが、随分、テイストが変わった。でも、これが今集まっているメンバーで合奏するのに最適な音楽だと思う。2021年度の前半のテンポ感に近いかもなぁ。