ダンスカンパニー「モノクローム・サーカス」を主宰する坂本公成くん、森裕子さん、小説家の飯田茂実くんと打ち合わせ。2月4日、京都府立文化芸術会館での公演にゲスト出演することにしたので、その打ち合わせ。
モノクローム・サーカスは、1990年に公成くんが始めたパフォーマンスユニット。当初は、暗闇でスローモーションで動き、時々ライターで火をつけたりしていた。当時の衝撃は今でも記憶に残る。ダンサーの山下残くん、バレエダンサーの白水俊子さんが加わり、徐々にダンスの色が濃くなっていく。時々、おっさん姉妹(鈴木潤+片岡祐介)が野村の《ダンス》という短い連弾曲を演奏していることがあるが、あれはモノクローム・サーカスのアルティ舞踊フェスティバルのダンスのために作った曲をアレンジしたもの。
1998年には、京都の黒谷やパリの街中で、モノクロームの《収穫祭》に参加した。この頃には、森裕子さん、荻野ちよさん、木村英一くんなどのダンサーが加わり、飯田茂実くんがギターで弾き語りをしたりした。林加奈さんが空手をしたりもした。収穫祭メンバーとパリの路上で演奏した貴重な音源が、野村誠のCD-book『路上日記』に収録されている。
この公演は、10代や20代の結成当時には生まれてさえいなかった若いメンバーから、50代〜60代の当時を知る古参が加わり出演者総勢25名で、90年代や00年代の伝説の9作品を上演するというもの。懐かしい作品が見られるのも楽しみだし、当時のものを今の人がどう演じるのかも楽しみ。
それ以外は、昨日に続いて、「世界のしょうない音楽祭」のための作曲。とにかく例年のイベントで、例年よりも楽器の種類も少なかったりするので、作曲のモチベーションをどう持てるかが鍵。まだエンジンがかかりかけだけど、少しずつスケッチをし始めている。