野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

バリのギラッ/千住の1010人rebirthに向けて

2024年2月3日の「世界のしょうない音楽祭」に向けて、新曲の作曲に着手。過去3回のワークショップで出た素材に目を通して、色々考え始める。今年は、楽器編成が西洋よりで、

 

アジアの楽器:尺八、ガムランシタールで、

西洋楽器:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ギター、ピアノ、打楽器

 

会場は、大阪音大のミレニアムホールという西洋楽器に特化したホールで、ガムランとは相性が良くない。バリガムランの楽器を鳴らすと、高音域が必要以上に強調されて不快感が強まってしまう。だから、ガムランをどう活かすかに苦労することになる。だったら、ヴァイオリンもヴィオラもチェロも、みんなバリのリズムやバリの音階で演奏しないと、ガムランにとってアウェイ感が半端ない。バリ島のギラッというリズムを研究中。カリブの音楽について、大阪音大の渡邉未帆先生から参考動画を送っていただき、カリブ音楽も研究中。

 

音まち事務局と2025年度の「千住の1010人」に向けてのミーティング。「千住の1010人」を実施してから、9年が経つ。この9年間で何が変わったのか?色々考える。

 

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