野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

《春日の50の物語》の展開/はっぴはハッピー

8月27日に世界初演の新曲《タリック・タンバン》のプログラムノートのリライトをしている。説明不足なところを補足しているうちに、いつの間にか1000文字増えたようで、7500文字ほどになっていた。だいぶ考えが整理されてきた。

 

春日市ふれあい文化センターとの打ち合わせ。ちょうど一年前、ワークショップをして、その後、《春日の50の物語》という50曲もピアノ練習曲を作って、『野村誠のピアノ教室』という50本の動画も作った。

 

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あれから1年。8月には、アートマネジメント講座の一貫として、《春日の50の物語》を持って、実際に春日市の町に出て行き、ワークショップをする。講座の受講生も何人か参加してのオンライン会議。ワクワク。

 

夜は、第132回(かな?)の「だじゃれ音楽研究会(だじゃ研)」。野村の新作《タリック・タンバン》は、大阪でガムラングループの「マルガサリ」とリハーサルをしていて、東京では「だじゃ研」とリハーサルをしていて、8月27日の本番で二つのグループが融合する。譜面、ステージ図、マルガサリとの練習の動画の3つを頼りに、シーンごとに動きを確認していく。簡単なアイディアを提示するだけで、だじゃ研は、どんどん膨らませてくれる。《帰ってきた千住の1010人》(2020)は、コロナで上演できなくなり、その時に準備したものが色々ある(巨大なウチワとか)。そんなところから、いつの間にか「はっぴはハッピー」というだじゃれが誕生し、はっぴを着る気満々になったりして。面白すぎるなぁ。楽しすぎるなぁ。