明日のコンサート
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に向けてのリハーサル。
2000年に作曲した《How Many Spinatch Amen!》を大田智美さんのアコーディオン、亀井庸州さんのヴァイオリン、北嶋愛季さんのチェロで聴き、圧倒される。23年前に作曲した音楽で、あの当時、色々な人と「しょうぎ作曲」をしていて、その様々な痕跡があるのに、いつの間にか「アーメン」みたいになって、「なんまいだー」とお経のようになり、弔いの音楽であり希望の音楽であり、過去の音楽であり、未来の音楽である。演奏者の熱気がすごい。
2015年に作曲した《六段-交段-空段-穴段の調》は、大田さんに加えて、箏の小林真由子さん、そして、ぼくはピアノ。八橋検校と野村誠の世界が混ざり合う。邦楽の気配や間を感じながらの演奏が楽しい。
2020年に作曲した《Beethoven 250》は大田さんと二人で演奏。これは、ベートーヴェンを下敷きにしているので、すごい力が入るけど、実は脱力も必要で、その辺がなかなか難しい曲。演奏始まったら気が抜けないので、集中力がすごい必要。自分で作曲したから文句言えないけど、テンションを維持する気合いのいる曲。ふうっ。
ということで、リハーサルを終えて、荒井良二展に向けての整音作業。今日、リハーサルでいけなかったけど、今日は横須賀美術館でワークショップだったはず。どんなだったんだろう、と想像しながら整音しているうちに、突如、明日のアンコール曲のアイディアが浮かんでしまう。そして、即アレンジ。亀井さんがヴァイオリニストなのに尺八吹きである、ということに触発されてしまった。
では、明日、原宿のカーサ・モーツァルトでお待ちしておりまーす。