野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

滋賀の太鼓リサーチ

滋賀リサーチ。びわ湖・アーティスツ・みんぐる2023『ガチャ・コン音楽祭Vol.3』に向けて。コーディネーターの永尾さん、野田さんと待ち合わせて、湖東に向けて出発。今年度は、近江鉄道高宮駅の魅力に出会い、高宮神社で太鼓祭りがあることを知り、そこから滋賀の太鼓をリサーチする方針になる。また、子どもたちの参加を目論む。まずは、愛荘町立歴史文化博物館に行く。びわ湖芸術文化財団の福本さん、後藤さん、大阪音大の学生で『ガチャ・コン音楽祭』を卒業研究にする青空くん。さらにヴァイオリニストの啓さんが一家で合流。金剛輪寺に伝わる豆の木太鼓とその民話について知る。ここの博物館は、能舞台や日本庭園も素晴らしく、年6回も企画展を行う。学芸員さんも丁寧に解説してくださる。

 

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曳山の山車も展示されていた。以下の動画を見ると、1:45あたりで金属音が入っているのだけど、これは何かな?気になる。

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午後は、愛荘町山川原の杉本太鼓商を訪ねる。350年の歴史のある伝統産業。美術家の藤野さんも合流。巨大な太鼓を叩く喜び。牛の皮をなめして太鼓にする工程など、色々教えてもらう。皮が緩むと張り替えるらしいが、張り替えたら古い皮は破棄するのだろうか?そうした皮に絵を描くとか、そうした展開もあり得るのかも。彦根の古城太鼓のことも聞く。

 

 

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その後、本番の会場候補である高宮駅を見学。鉄道用語では二面三線という独特の構造の駅らしい。実際に動いてみると、次々にアイディアが出てきてイメージが膨らむ。ホーム内にある小屋が魅力的。

 

啓さん一家が帰って後、2年前に藤野さんと初めてトークをした思い出の場所エコールに移動し、打ち合わせ。2年前に初対面だった人々と交流を重ねて、少しずつ理解が深まってきている。

 

藤野さんとの打ち合わせの後、残りのメンバーで打ち合わせ。今後の進め方や広報、イベント名などについて、活発に意見を交わす。今回は、太鼓づくりに焦点が当たったが実際に太鼓を活用した芸能のリサーチもしたい。伊吹山の太鼓踊りをリサーチすると良いのでは、と福本さんから提案。これは、太鼓もあるけど、踊りもあり、メロディー(笛)もあるので、色々な方面からアクセスできそう。

 

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ということで、皆さん、おつかれさまーーー。