野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

音楽と相撲の猛稽古

明日から始まる音楽祭『オマージュとヒストリエ』のリハーサル。プロデューサーは作曲家の佐原詩音さん。佐原さんの行動力/巻き込み力には、いつも感嘆させられる。

 

ぼくの旧作《土俵にあがる15の変奏曲》(2019)を演奏してくださるのは、ヴァイオリンの鈴木舞さんとピアノの齋藤一也さん。舞さんは2020年に《ルー・ハリソンへのオマージュ》(2017)を演奏していただいたことがあり、その時も素晴らしい表現力だったが、今回もやはり素晴らしい。一也さんは、今回、初めてご一緒させていただくが、こちらも表現力も高くアンサンブルも素晴らしい。お二人の息もばっちりで、聴き惚れる。聞き惚れてばかりではいけないので、色々修正すべき点などをお伝えすると、理解も早く、あっという間に一段上の演奏になる。

 

そして、この曲には特別ゲストとして、日大相撲部の岩本真輝さんが参加してくださることになった。この方が、本当にどっしりしていて風格があって、リハーサルもばっちり。本番では、某音楽家との取り組みが行われるかも!

 

そして、もう一つ、ぼくの作品《相撲ノオト》(2019)を委嘱し、大阪で世界初演後、何度も再演してくれている會田瑞樹さんとのリハーサルもばっちり。歴代の横綱土俵入りの動画を見て研究したりもして、ますます演奏に磨きがかかっている。

 

ぼくの曲の前後には、2002年生まれの作曲家佐藤伸輝さんの作品がくる。ぼくは佐藤さんの音楽がとても好きなので、彼の音楽にサンドイッチされて自分の作品が演奏されるのが非常に嬉しい。

 

ああ、いよいよ明日。皆さん、よろしくですーーー。