本日より不知火美術館で、シスコラボが始まった。ぼくは、13時〜18時までの５時間、美術館の展示室にいて、来場者と交流し、音楽をつくっていく。itiitiさんは、シスコさんのシャク取りの絵から触発されて、シャクを取る時に使う筆を題材に、オリジナルの筆を200本作っている。これも、来場者と一緒に作っていく。今日からの５日間は、ここがアトリエになる。
家から大量の楽器と簡易録音機材を運び込み、美術館は仮設音楽スタジオになる。シスコさんが松橋で過ごしたのは大正時代なので、大正琴は欠かせないと思い、大正琴を持って行く。現代の子どもたちが大正琴を興味深く演奏してくれたのも印象的。デジタル世代どころか、AI世代の子どもたちに、大正琴はかえって新鮮に響くのかもしれない。ホースを回すのも楽しいらしく、大人も喜んでホースを回してくれる。合唱団の団員さんが、テノールの美声でレコーディングに協力してくださった。図書館のスタッフでブラジルで音楽修行をしたシンガーが、子どもの歌声に美声を重ねてくださる。日本画サークルのご婦人（そして美術館のスタッフ）が歌にあいのてで入れる「温泉！タコ！月！パワー！」の掛け声を録音。高校生とお母さんの親子がシャク取りについて話し込んでいってくれたり。などなど、初日から成果いっぱいだった。
夜は、イギリスのJane Bentleyと豊橋の吉野さつきさんとのミーティング。2020年に実施予定だった愛知県の東三河でのプロジェクトが、ついに５月末〜6月上旬に実現。この間、ジェーンの来日予定がコロナで５回くらい延期して、とうとう実現する。ジェーンと会うのは、スコットランドで一緒にワークショップした2017年（だったかな）以来かなぁ？当初のプランと違い2023年の今だから実現できる内容になりそうに思う。楽しみ、ワクワク。
