野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

シスコラボからnew bornへ/ガムランと綱引と当地興行と聖歌

不知火美術館のfacebookに、素敵な写真がいっぱいアップされる。展覧会『おかえりなさい、シスコさん』も、残り5日。この展覧会の準備で、《おかえりなさい、シスコさん(讃)歌》を作った3月〜4月の数々のシーンを写真で見て、既に懐かしい。

 

https://www.facebook.com/photo?fbid=789735932882316&set=pcb.789736026215640

 

荒井良二さんとコラボした3月と5月も懐かしい。

 

https://www.facebook.com/photo/?fbid=789551312900778&set=pcb.789551442900765

 

itiitiさんが創作していた光景も。

https://www.facebook.com/photo?fbid=789454552910454&set=pcb.789454716243771

今日は、荒井良二さんと打ち合わせ。7月1日から横須賀美術館で始まる荒井良二展。荒井さんは絵本作家でもあり、絵本も大変素晴らしいので、展覧会では、もちろん絵本の原画なども展示される。しかし、荒井さんは空間をつくることも素晴らしい。荒井さんは何度も何度も山形に通い、大小様々な50個のオブジェを作っていて、それは住宅の廃材でできていて、それは、ドローイングから飛び出した絵から、さらに飛び出してきたようなものになるようだ。荒井さんの作品は、それ自体が音楽的なので、余計な音楽など不要なのかもしれないけど、荒井良二の世界に音楽で加われるのは光栄なことなので、new bornという展覧会なので、生まれてくる音たちと出会いたいと思った。

 

明日から本格的に荒井良二に取り組むために、今日は、ホセ・マセダの譜面を最後まで書き上げる。そして、ガムランと綱引きのために、ちょっと作曲してしまう。そこに、相撲甚句の当地興行の歌詞が聖歌のように聞こえる気がして、ゾクっとする。