パトリア日田の開館15周年記念公演『どんどん日田どん!』(2023年1月29日)を準備中。
本日は午前中、大山中学校吹奏楽部を訪ねる。土曜日の午前中なので、学校は休みなのに、吹奏楽部と平原先生は登校して熱心に練習しておられる。トリッキーなリズムがあったり、吹いたことがないハーモニーがあったりする4曲を練習してもらっていたが、きっと戸惑って譜読みしてたと思うので、どんな曲であるのかをつかんでもらえるように、しっかり説明をした。曲の感じがつかめると、中学生は吸収が早いので、どんどん上手くなる。次回は1月14日に高校生との合同練習。冬休みを挟むけど、きっと1ヶ月後には上達して再会せきるのだろう。ワクワク。
午後は、日田少年少女合唱団を訪ねる。こちらも、5曲を練習してくれていた。コロナ禍で2年近く活動中止でメンバー募集もできず、団員も減って、現在14名で活動中。少ない人数だから、心細いところもあり、さらにマスクをつけてのリハーサルなので、声が出しにくい。その状況で、頑張って歌ってくれている。合唱を指導している先生が、「父のところを訪ねてくださったそうで」と挨拶されて、びっくり。前回、河童踊りのリサーチでお訪ねした郷土研究の方がお父様だったとは、世間は狭いといつも思うが、こんなところまでつながっているとは!!合唱団も、どんどん演奏が上達していく。若い人たちの成長速度は本当に速いので、コロナで2年間活動が休止したことは本当に大きな損失だけど、子どもたちは猛烈なスピードで失われた2年を取り返していけるんだ、と思った。
パトリア日田に戻って、川端さんと台本の整理などの後、大ホールでチェロの宇野健太さん、ピアノの古賀美代子さんがクラリネットの松川久美子さんと明日のコンサートに向けてリハーサル中だったので見学。宇野さん、古賀さんの演奏が聴けたこと、さらには、パトリア日田の大ホールの客席の響きを確認できたことで、1月29日の公演に向けてイメージを膨らませることができた。
宇野さん、古賀さんと打ち合わせ。日田出身のお二人は、祇園囃子と共演できることも喜んでおられたし、子ども時代に少年少女合唱団に所属されていたので、少年少女合唱団との共演も喜んでおられた。
担当の川端さん、館長の及川さんが、丸一日同行してくださり、濃密な3日間の日田滞在が終わり、いよいよ次回は本番の半月前になる。以下が《どんどん日田どん!》の全貌。上演時間80分程度を予定だが、なかなか盛り沢山のコンサートになりそうだ。
ACT1 祇園囃子の段
0 祇園囃子のお話
1 《水郷節》 祇園囃子保存会
2 《とんとんすとん》 パトリア音楽工房
3 《ガチガチムキムキ》 日田少年少女合唱団
4 《お父さんが死んだ》 宇野健太、古賀美代子
5 《祇園囃子の水郷節》 大山中学校吹奏楽部+日田林工高校吹奏楽部
6 《木レンジャーのテーマ》 大山中学校吹奏楽部+日田林工高校吹奏楽部+木レンジャー
7 《ガチガチムキムキ》 石松リエ、井上呼春、野村誠
ACT2 林業の段
8 林業のお話
9 《たたみ石》 日田少年少女合唱団、宇野健太、古賀美代子、パトリア音楽工房
10 《相撲大会の招待状》 宇野健太、古賀美代子、パトリア音楽工房
11 《木レンジャーのテーマ》 大山中学校吹奏楽部+日田林工高校吹奏楽部+木レンジャー
12 《女の子》 日田少年少女合唱団
13 《あなたの相撲のお相手は》 大山中学校吹奏楽部+日田林工高校吹奏楽部、パトリア音楽工房
ACT3 相撲の段
14 相撲のお話
15 《相撲聞序曲》 野村誠、古賀美代子、相撲部(予定)
16 《出雲小冠者》 日田少年少女合唱団、相撲部(予定)
17 《優勝した日田どん》 日田少年少女合唱団、大山中学校吹奏楽部+日田林工高校吹奏楽部、パトリア音楽工房
エピローグ
18 《カエルのカノン》 パトリア音楽工房
19 《八重桜》 祇園囃子保存会、宇野健太、古賀美代子、松田哲博