横浜のBankART Stationにやって来た。島袋道浩くんの個展『音楽が聞こえてきた』が本日より開幕。会場では、野村がピアノを弾いている作品もあり、映像の中に登場する作品もあるのだが、それよりも何よりも、明日オープニング・パフォーマンスをするのだ。
ということで、会場に駆けつけると、新聞社の方々や美術手帖などライターの方々に向けて、島袋くんがギャラリーツアーをしている。こちらも展示の様子をチェックし、どこでどんな音が出せるか、映像の音にどんな音でコラボできそうか、などを確認していく。以前に見たことがある作品も結構いっぱいあるのだが、今回の空間で見ると、また違った体験として味わえるものが多く、古い作品をアレンジしリミックスし新しいアルバムを構成したようでもある。展覧会を全部楽しむのに１時間くらい必要だが、それで、キューバも、ブラジルも、能登も、岡山も、イギリスも旅できるし、小杉武久も、アート・リンゼイも、野村誠も、カシーンも、ブラジルの路上ミュージシャンも登場する。濃密な１時間が体験できる。
BankARTの細淵太麻紀さん、津澤峻さん、グリフィス・キオさん、島袋くんとアシスタントの松田雅代さんらと、ご挨拶＋打ち合わせなどなど。美術家の浅井裕介くんやギャラリストの浦野むつみさんらとも再会。
島袋くんと松田さんとTOKYO GENDAIというアートフェアを見にいく。浦野さんの画廊のブースで浅井くんの作品も見れた。数百万や数千万で売買されるアート作品のフェアを見ると、世の中にはお金持ちがいっぱいいて、そこと比較すると自分は随分と貧乏なんだと再認識（だからと言って、お金持ちになりたいとは思わない。今のように大切な友人や仲間に恵まれていることが、何よりの幸福だと思っている）。
夕方には明日のライブの映像撮影を担当してくれるサイドコアの高須咲恵さんと撮影チームのみなさん、写真撮影の中川達彦さんらも登場して、撮影の打ち合わせやサウンドチェックなど。
少しずつだけど現場で試しながら発見中。明日の本番に向けて、方針がかたまった。明日が楽しみ。
