不知火美術館の展覧会『表現は日常にこだまする』のための音源の整音作業。言葉を聞き取りやすいように、イコライザーで処理したり。当初の予定では、子どもの歌声は再度録音しに行くつもりで、そうすれば、聞き取りやすく音を録ることができるのだが、時間がなく断念。ワークショップで採れた音だけで作ろうとすると、どうしても言葉が聞き取りにくい部分が出るので、頑張って整音でなんとかするしかないけど、難しい。
ワークショップで作った歌や曲を、展示用に五線のスコアに書いてみる。図形楽譜を解読すると、こういう五線譜になるという対応がある方が面白いかと思い。
大阪への移動の新幹線の中で、展示用のテキストを書く。それぞれのワークショップの簡単なまとめ。
夜は、大阪音大で「世界のしょうない音楽ワークショップ」の今年度3回目。前回はNHKの取材が来ていたけど、今日は文化庁の視察があり。
楽器体験の時間に、バリガムランと尺八とピアノのセッションになり、その時に饗庭さんが尺八を吹きながら足を使って音を変えようとされていて、こんな奏法もあるのかと感激する。「世界のしょうない」ならでは。
前回に引き続き、
1)「日本センチュリー交響楽団」のリズム
2)「大阪音大」のリズム
3)ラジオ体操の動きのボーイング
4)手首ブラブラの動きのボーイング
5)手を波にくねらす動きのボーイング
6)お腹ポコポコの動きのボーイング
をやった後、各パートごとにメロディーを作ってもらったが、その楽器で出しやすい音を使ってメロディーを作るのがポイント。それぞれのメロディーをリレーしていき、メロディーをパスして繋げていくゲームのようになった。
ぼくが新幹線で熊本に戻っている間にも、不知火美術館では着々と設営が進んでいて、歌詞の書道が天井からぶら下げられたり。ワクワク。