野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

邦人作曲家シリーズ/トウモロコシも収穫/香港とのワークショップ/シスコ作曲中

タワーレコードの冊子(ミュゼかintoxicate)に、21年前に掲載された記事が、この度公開になった。32歳の野村誠だが、写真を見ると高校生かいなと思う姿である。この20年で年を重ねたが、あの頃は相当若かったなぁ。好き勝手自由に話していることを、小沼純一さんが記事にしてくださっている。作曲家シリーズとは思えないような内容。

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遠征から熊本に帰ってきたら、すっかり梅雨。今日も雨。庭の畑の野菜たちは元気で、キュウリがでかくなりすぎていたり、ミニトマトが真っ赤になっていたり、ズッキーニが大きくなっていたりして収穫。トウモロコシも収穫。

 

今日は、香港のCCCDのオンラインのコミュニティ合唱団のワークショップだった。昨年、一昨年はオンラインでのワークショップをいっぱいやったし、海外とのワークショップもいっぱいやった。オンラインワークショップで何十人と参加すると、パソコンの画面だと小さいので、オンラインに対応するために1月にモニターを購入した。ところが、最近は、国内で対面の機会が増えてきたので、モニターの威力を発揮できる機会もあまりなかった。久しぶりにオンラインで海外だ。

 

香港は、25年前まではイギリス領だったので、英語を話す人が多い。だから、英語で多くの人は大丈夫なのだが、一応、広東語で逐次通訳をしてもらう。先月まで、第1期のワークショップが行われて、地球温暖化に関する歌を作詞/作曲したようだが、今日からは新たなメンバーらしいので、簡単に自己紹介して、ちょっと準備体操などしてみて後は、広東語で「地球温暖化」をどう言うのか教えてもらうところから開始。何度も言ってもらい、そこからメロディーをつくる。続いて、日本語の「地球温暖化」を発音してもらい、これもメロディーにする。この二つのメロディーをつなげて、これに振りをつけて歌ってみる。その後は、温暖化に関する歌詞を付け加えてみる。

 

途中で、祈りの音楽を、ぼくが即興のピアノと即興の歌で歌うと、それに皆さんも反応しれくれたりする。部屋の中で見つけた音の出るものでセッションもした。途中で、日本の話をしたり、日本の楽器を紹介したりもする。そして、歌の続きをつくる。今度は英語。広東語、日本語、英語の混ざった歌ができた。90分はあっという間だったが、久しぶりに香港に行けてよかった。このワークショップは全4回なので、4週間連続で火曜日の午後は香港。次回も楽しみ。

 

実は、今度の金曜日の夜(日本時間の20:00-21:00)も、香港。CCCDのオンラインフェスティバルに出演。こちら無料のはずなので、日本からでも見られると思うので、どうぞ。

 

https://www.facebook.com/cccd1/posts/5194778753941689

www.art-mate.net

 

その後は、塔本シスコ展に向けての作曲。