野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

チョーグゥワンと佐久間さんとのトリオ/火の音楽リミックス/コントラバスの味方

今日は快晴。真夏に戻ったような暑さ。9月12日の『アジアだじゃれ音Line音楽祭』に向けて準備中。オープンワークショップには、インドネシアからもタイからもイギリスからも香港からも申し込みがあるらしい。インドネシア語タイ語、英語、日本語の4ヶ国語でやりとりするので、混沌とすると思うけれども、コロナで外国から招聘できないし、こちらも外国に行けない中、こうして国際交流ができることは、有難い。

 

今日はマレーシアのNg Chor Guanと大阪の佐久間新さんとのトリオでのセッションのテスト。9月12日にライブ配信をするために、音声がちゃんと伝わるか、映像がちゃんと配信されるかなどの技術面のテストを、事務局の昆野さん、西川さん、石橋さん、永井さんとチェック。チョーグゥワンはテルミンを演奏するのに、手にレジ袋をとりつけて、テルミンを鳴らしながらレジ袋の音も同時にさせたりして、これは単なるテルミンではなく、プリペアドテルミンだ、おもしろーい。佐久間さんの自撮りダンスも面白く、拡張された身体という感じ。9月12日が楽しみだ。

 

インドネシアの作曲家Memet Chairul Slametからは、8分に再編集された《火の音楽》の動画が届き、これはインドネシアのメンバーで完成度の高い映像なので、日本とのコラボ作品は、8月7日に収録した動画を生かして再構成しようと考えて、この動画を注意深く見て/聞いて、気に入ったシークェンスをピックアップして構成する。一度メメットが作曲した譜面を、オンラインで合奏して収録し、それを野村がコラージュして作品にする。こういうコラボの仕方もあるんだなぁ。面白い曲になった。

 

9月12日の詳細は、こちら。

aaa-senju.com

 

昨日、近藤聖也さんと話せて方針もはっきりしたので、新曲《ことばコントラバス(仮)》を楽しく作曲中(12月21日に東京で初演されて、1月にレコーディングされる予定)で、9月10日くらいの完成を目指して作業中。ようやくコントラバス気分になってきた。