野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

《200m想》作曲中/昆布の音楽

1週間後が本番の《200m想》公演に向けて、昨日の通し稽古の動画を見たりして後、自分が演奏するピアノパートの作曲に着手。譜面をバババババと書いて、プリントアウトして、ピアノで弾いてみて、手直しして、といった感じで。遠田誠と里村歩のデュオダンスをイメージしながら。大筋の骨格はできた感じ。週末に、もう少し作業しよう。

 

千住だじゃれ音楽祭のだじゃ研(=だじゃれ音楽研究会)メンバーとの活動日。東京で集まっている方々、自宅から参加の方々がミックス。ロンドンのFrancesca LeLoheが、地球温暖化に対するResolutionというプロジェクトをしているAbbey Wrightを、だじゃ研と繋いでくれた。世界の色々な国の人が同じ歌をそれぞれの言語で歌った動画を作り、そのコンピレーションを4月のアース・デイで長そうという呼びかけ。だじゃ研のメンバーの安田さんが、地球温暖化に対抗するのに二酸化炭素の吸収量の大きい昆布の存在に着眼して、最近はしばしば昆布を楽器として演奏する、というアクションを起こしていた。安田さん、小日山さんなど、だじゃ研メンバー有志で既に動画の撮影が行われていて、今日は、メンバー大勢で昆布の大合奏の録音、録画を行った。昆布の合奏は想像以上にリズミカルでノリノリ。ウクライナ出身の友人への想いや11年前の3月11日を思っての祈りの音楽をしたり、蛍の光を歌ったりした。多様な気持ちや様式が混在した祈りの音楽も珍しく、ザワザワした心に少しの安らぎもやってくる。祈りの歌として心の平穏の歌として歌ってみようと提案された「蛍の光」の日本語の歌詞は、稲垣千穎作詞で、軍国主義的な3番、4番はその後歌われなくなったらしいと知る。稲垣千穎のことを調べると、音楽取調掛(東京藝術大学音楽学部の前身)に勤務していたこともあるとのこと。ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音を聞いたりもした。

 

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福岡県春日市ふれあい文化センターの樋口さんとオンラインミーティング。昨年やったワークショップも面白かったし、好評で嬉しい。また、面白いことしたいと話し合えるのは嬉しい。昨年のワークショップのダイジェスト、年齢別に3つあって、3つがテイストが全然違うので3つ見比べると面白い。

 

小学4年生〜大人

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小学1〜3年生

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3歳〜6歳

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