野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

世界のしょうない音楽ワークショップ6回目@大阪音大

ピアソラナイト〜featuring 野村誠』の熱演に接した興奮で、昨夜はなかなか寝つけなかった。

 

門限ズと九州大学のオンラインの打ち合わせの後、大阪音大にて、世界のしょうない音楽ワークショップの6回目。新曲《雪つもり 時の流れが 春をよび》を大合奏するために、セッティング。コロナだけど、集まって音が出せていることを、嬉しく思う。楽器の音が混ざり合うことは、本当に悦びだ。

 

数年前から、中央にピアノを配し、ぼくが弾きながら指揮をするスタイルになった。通常オーケストラは、管弦楽と呼ばれるように、管楽器と弦楽器がたくさんいる。管楽器が後ろ、弦楽器が前にいることが普通だ。でも、このオーケストラは右側に西洋弦楽器、左側に邦楽の弦楽器がいるから、管弦楽ではなく、弦弦楽だ。2種類のキャラクターの違う弦楽。なかなかいいサウンド。そこに、シタールとか、打楽器とか、色々な楽器が加わる。

 

リモート参加の方々も画面の向こうで一緒に演奏していてくれて、嬉しかった。短い練習時間で、どんどん演奏が練り上がっていき、本当にオーケストラの練習みたい。こんな練習、子どもたちついてこれるかなぁ、なんて甘くみてはいけない。実は、子どもたちは理解早く、ぼくの方がよっぽど間違えたり混乱して、合図を出し損なったりしている。みなさん、充実のリハーサルおつかれさま。いよいよ2月26日に本番。コロナだけど、なんとか本番ができますように!

 

こちらは3年前の懐かしの本番《青少年のためのバリバリ管弦楽入門》。ブリテンパーセルを下敷きに《青少年のための管弦楽入門》を書いたけど、そのブリテンを下敷きに作曲した曲。改めて聞いてみると、本当にいい演奏だなぁ。

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こっちは5年前の《想家(日本センチュリー交響楽団のテーマ)》で、地歌越後獅子』を軸に始まる。

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