野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

コントラバスの作曲を始めた

日本全国コロナウイルスの感染が拡大している。ぼくのところにも保健所から連絡があり、結論としては、8月9日まで外出しないことになった。近江鉄道の下見を鶴見幸代さんと竹澤悦子さんだけで行ってもらう。お二人には、『ガチャ・コン音楽祭』の車内放送プロジェクトで関わっていただく。無事に下見ができ、元力士で相撲探求家の一ノ矢さんも同行されたとのこと。水口城南駅周辺のライブ会場の下見は、コーディネーターの永尾さんがビデオ通話で場所を見せて説明してくれる。リモート下見もいい。水口囃子との打ち合わせは、永尾さんと財団の福本さんにお任せする。色々な方に仕事をお任せする分、時間ができたので、作曲したくなる。来月の中旬以降に着手するつもりだったコントラバスの新曲の譜面を少し書き始める。書き始めると、色々アイディアが浮かんできて、楽しくなる。《たいようオルガン》とは全く違う音楽。オルガンで達成できたことはやるつもりがないので、コントラバスだからこそ出せる微分音だったり、ポルタメントだったり、オルガンにできなくてコントラバスにできることを考えている。でも、まだ《たいようオルガン》の余韻があるので、時々、《たいようオルガン》の譜面を眺めてニヤニヤする。たまたま、今回借りた場所は、自炊ができるのと駅へのアクセスがいいという点で考え、一人で泊まるのにこんな広いところどうするの、という環境。幸い缶詰になるのに絶好の環境が整っていて、期せずしてレジデンスが始まった感じだ。どんな音楽が生まれてくるのだろう?ワクワクする。