野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

無人駅を巡る旅/動態展示休日営業

文化経済フォーラム滋賀+びわ湖芸術文化財団と、近江鉄道沿線を巡るアートプロジェクトを計画中で、野村がディレクターになった。今年は、滋賀県の仕事がやたらに多い。本日は、コーディネーターの野田智子さんと永尾美久さんと近江鉄道沿線を巡るリサーチに出かけた。

 

コロナで何ができるだろうと考えた時に、全くもって密閉されていない無人駅という空間に興味を抱いた。近江鉄道には数々の無人駅がある。今日は、その数々の無人駅に行ってみた。そこでケンハモを吹いてみた。周囲を少し歩いてみた。出会った人と少しだけ交流してみた。無人駅は舞台になったり、客席になったりできる野外劇場になる。駅の周囲の風景は借景になる。面白い。同じ無人駅でも、魅力的な劇場である無人駅もあるし、それほど魅力を感じない駅もある。そんな駅の下見をし、貴生川ー八日市間だけでも魅力的な駅や風景が数多くあり、かなり面白いツアーが組めそうな予感。太郎坊宮に参拝の後、みっちり打ち合わせの後、八日市ー貴生川間を近江鉄道に乗車。車内放送の感じや電車のガチャコンというノイズの感じなどを確認。

 

ながらの座・座に戻ると本日休みなのだが、イレギュラーに1組だけ受け入れ、トイピアノを解体したり、松岡正剛の話、オリンピックの聖火リレーの話、様々な話を経由しながら語り合う。本日も濃密。