野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

先延ばしをし続けると何が生まれてくるのか?

門限ズのウェブサイトを作成中。確認が来て、なかなか良い感じ。まもなく公開予定。

 

《どすこい!シュトックハウゼン》の解説文を書かなければ。なかなか短くまとめられない。

 

野田智子さんと打ち合わせ。びわ湖アーティスツみんぐるのアートプロジェクトの企画について。コロナでパフォーミングアーツ全般に活動が制限されているが、特に制限を受けまくっているのが歌。そこで、電車の車内放送のことを思った。車掌さんや運転手が行う車内放送は、コロナでも相変わらず行われているのは、運転手や車掌が、乗客と違う空間で声を発するからだ。コロナで歌が一番打撃を受けているのだったら、電車の車内放送を活用したいと思った。企画の内容は、来週、場所のリサーチをしてから考える予定。

 

西村彰洋くんとの打ち合わせ。7月に行うコンサートで野村作品を演奏したいとのこと。ピアノソロとしては《Chant for Sleep》(2020)もいいし、ケンハモソロは何か書こうと思っていたので、ケンハモソロの新曲も演奏してもらうことに。

 

スコットランドのJane Bentleyと吉野さつきさんと打ち合わせ。2020年の春の予定だった企画が2020年の夏に延期し、2021年の春に延期し、春は少しだけオンラインでワークショップをし、2021年の夏に延期している。2021年の夏にもイギリスからの入国は難しそうなので、オンラインで開催し、入国できるならば、対面でも何かし、無理ならば、対面の要素は2022年の春に再延期する計画。延期がずっと続いて打ち合わせし続けるのも面白いものだ。初期のプランから、徐々に変更してきていて、新たな境地に達せるかもしれない。先延ばしをし続けているのも悪くない。