野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

世の終わりのためのサン・ラ

相変わらず、毎朝、四股を1000回踏んでいる。先日、「四股1000」動画を見せたので、久々に見返したが、この頃に比べると、四股も安定して踏めるようになってきたと思う。最近は、安田登「野の古典」を音読し続けていて、四股を踏みながら、大相撲を見ながら、能のテキストを怨霊の声のつもりで読むのが楽しい。

 

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本日は、アップリンク京都に映画を見に行った。見に行った映画はこれ。

 

sunra.jp

 

サン・ラという独特な世界観というか宇宙観の音楽家を主軸に据えた不思議な映画。半世紀前に作られた映画を、2021年の今見ることができて、本当によかった。なんじゃこりゃ、とも思うし、すごいとも思う。もっともっと自由に生きていきたいし、もっともっと自由に活動していこうと勇気づけられる偉大なる先輩からのメッセージを受け取った。

 

映画を見た後、ベルリンから一時帰国中の小瀬泉さんとその友人たちとお茶をした。サン・ラのことに始まり、いろいろ話した。ドイツでは、マスクしていないと50ユーロの罰金があるとか、政府が健康のため散歩を推奨しているとか、散歩の途中で路上演奏すると1時間で15000円くらい稼げて世の中が生演奏に飢えているとか、近況を聞きながら、一体、次にヨーロッパに行くのは一体いつだろう、と思ったりする。

 

帰宅後は、今年の秋に滋賀で行うプロジェクトのことをひたすら考えて、グーグルマップと睨めっこしたりしていた。そして、米原の日撫神社の奉納角力角力踊りは調査したいなぁ、と思った。