野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

島袋道浩の再生/プログラムノートを書く/《育児と芸術てんやわんや劇場》完成/車内放送28日目

本日はオフなので、八幡でやっている島袋道浩くんの展示を見に行くことにした。ALTERNATIVE KYOTOという企画で、「京都:Re-Search in 八幡」という企画から継続したものらしい。京阪の八幡市駅はいつのまにか石清水八幡宮駅になっていた。しばらく乗らなかった間に、駅名が変わっていて、深草駅龍谷大学深草駅とかに変わっていた。そのうち、出町柳駅下鴨神社出町柳駅とかに変わってしまうのだろうか?

 

庭園内の展示は、金土日しかやっていないらしいので、島袋くんの作品と、石川竜一さんの作品しか見られなかったが、それでも十分見応えがあったので、来た甲斐があった。

 

alternative-kyoto.jp

島袋くんは、札幌で(文字どおり)一石を投ずる巨大な石を展示して以来、色々な形で石を投じ続けているが、今回はまた違った形で一石を投じた作品で、石清水八幡宮の空間と異質なのにマッチしているいい作品だった。石川さんの方は、史跡への落書きともコラボする作品で、こちらもこの場所でないと成立しない作品だった。

 

10月31日のクロージングライブのプログラム原稿を執筆。書いてみると、なかなか面白そうなコンサート。

 

1 ガチャ・コン音楽祭キックオフ口上

6月12日に日野駅観光案内交流施設なないろで開催した『ガチャ・コン音楽祭』キックオフトークイベントのために書き下ろした口上。ここから全てのプログラムが始まりました。

 

2 再会の相撲甚句

米原市顔戸の日撫神社にある化粧まわしは、井伊直亮が藩主であった弘化年間(1844-1847)に彦根藩主井伊家から奉納されたものと伝えられています。日撫神社角力踊り保存会に「相撲甚句 米原名所」をご披露いただき、その後、フルートの井伊亮子さんに相撲甚句のメロディーを演奏していただきます。170年の年月を超えて、井伊家と日撫神社が音楽で再会します。

 

3 江州音頭 洋風ソースかけ

地域コーディネーター”ぐるぐる“育成講座の参加メンバーの松本敦三さんは、滋賀県発祥の3つの芸能(江州音頭ガマの油売り、南京玉すだれ)に取り組む滋賀愛の強い方です。”ぐるぐる“の講座でも、自己紹介の時間に江州音頭を歌ってくださりました。江州音頭のメロディーをフルートとピアノで美しく響かせます。

 

4 河辺の森で待っている

9月20日岡田健太郎さんと“ぐるぐる”メンバーと河辺の森駅周辺をリサーチしました。お米の収穫の時期で、収穫されていない田んぼでは稲穂が揺れていました。その時の体験をもとに作った歌をフルートとマリンバとピアノにアレンジしました。

 

5 即興の時間

10月17日に開催した『無人駅の音楽会』で植木鉢、さくらリンバなど、様々な打楽器を熱演した宮本妥子さんと野村誠で即興演奏します。

 

6 BBI(馬鹿ばやし異聞)

無人駅の音楽会』の水口城南駅で素晴らしい演奏をしてくださった水口ばやし八妙会。笛のメロディーをフルートに移して、そこにマリンバとピアノをトッピングした洋風な味付けでお届けします。

 

7 バーチャルセッション 八妙ばやし

最後に、もう一曲、水口ばやしから「八妙ばやし」。曲の最後には、10月17日のライブ音源も登場し、バーチャルに共演します。

 

入場無料で、申し込み受付中。詳しくはこちら。

 

biwako-arts.or.jp

米原のホテルにチェックイン。明日からは、作曲する時間はないと思うので、新曲《育児と芸術てんやわんや劇場》の推敲をして、完成として、譜面を納品。12月26日に大津のながらの座・座で世界初演。すごく楽しみ。

 

今日も近江鉄道で『車内放送歌合戦』28日目が行われた。本日、最も放送されたのが「武佐」で2回、「市辺」、「平田」、「近江八幡」が各1回放送され、それ以外の駅は放送されなかったようだ。

びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021「ガチャ・コン音楽祭」

 

以下、推測される本日の運行と放送状況の詳細(どうしても知りたいという人以外は、スルーしてください)

 

 

7:08 八日市発、近江八幡行車内で

市辺(竹澤悦子)、平田(日野少年少女合唱団+野村誠)、武佐(Hugh Nankivell)、近江八幡(鶴見幸代)

が放送され、

 

8:00 近江八幡発、八日市行車内(快速)で

武佐(Hugh Nankivell)

が放送されたようだ。