野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

sound and text/佐久間徹さん/ポーランド散歩/インドネシアとお喋り

作曲家のFrancesca Le Loheの呼びかけで始まったsound and text network。zoomで何度か交流してのち、いくつかのプロジェクトが開始され、ぼくは数珠つなぎの創作プロジェクトに参加している。テキストのアーティストは1ページ程度の文章を書き、音のアーティストは1分程度の音をつくり、それを数珠つなぎにしている。こちらは、12月、1月は時間がとれないので2月に担当すると宣言していたので、今日、全然チェックしていなかったslackに膨大なやりとりがあるのを読んでいって、ようやく、これに追いつく。1ページの文章を1分で歌うことができないので、単語をピックアップして断片で歌おうかなどと考えながらテキストとにらめっこ。

 

里村さんが編集中の佐久間徹さんのインタビューの件で、里村さん、佐久間徹さん、佐久間新さんとリモート会議。いよいよ問題行動マガジンでの公開間近。

 

里村さんがポーランドを勉強している関係でポーランド関係のネットワークより、日本語を学ぶポーランドからの語学留学生Michaelと会うことになり、ぼくも同席させてもらう。散歩しながら、日本語とポーランド語が飛び交う中、ぼくは、イギリスのエマとのプロジェクトのサウンドウォークにしようと、散歩しながら、時々、フィールドレコーディングで、カラスの声や工事現場の音など録音。下鴨別邸や下鴨神社などを歩く。国際ビジネスを学んで、日本企業とビジネスする際に、日本語や日本文化に関心があるスタッフがいるといないかが、ビジネスの成功に大きく影響するという修士論文を書いたこともある彼は、ビジネスの仕事を経て、日本に興味を抱き、日本文化を体感している。ポーランドでパン屋さんは5時半に開くそうで、日本で朝焼きたてのパンが食べられないことに衝撃を受けたそうだ。

 

夜は、里村さんのコーディネートで美術家の北沢潤さんとのオンライン飲み会。インドネシアジョグジャカルタ在住の潤くんと里村さんは十和田で仕事をしたことなどもあり、色々話が盛り上がっていく中、数々の雑談とともに、アートプロジェクトのこと、プロセスとプロダクトのこと、インドネシアのこと、アーカイブのことなど、触発される話がいっぱいあり、何の目的があるわけでもなく3時間半お喋りをする時間は大変楽しく、またこういう時間をとりたいと切に思った。