野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

72 w(ch)ords for Stained/《石貨の島》&《都市の予感》

sound & text networkのための作曲。テキストと音楽を連想ゲームのように数珠つなぎにしていくプロジェクト。Sarah Wenigの文章《Stained》に基づいて1分の作品を作曲するターンが回ってきた。せっかくなので、1月25日、26日に豊橋のカモ小学校で子どもたちに考えてもらった和音を用いて作曲したいと思い、全部で72人の子どもが72個の和音を作ったので、四分音符=72のテンポで72の和音を鳴らしながら、72の単語を言う曲にしようと思い、Sarahのテキストから72の単語を抜き出す。明日には録音しよう。

 

マイアミくんの演劇プロジェクト《石貨の島》&《都市の予感》の顔合わせ。アートコーディネーターの里村真理さんもプロジェクトチームに加わり、ダンサーの藤井泉さん、建築家で怪談収集者の和田寛司さん、前田文化の野崎将太さん、現代美術グループhyslomの吉田祐さん 星野文紀さん 加藤至さん、撮影の三木由也さんという方々とご挨拶と今後の進め方の話し合い。一体、どんなことになるのか、皆目見当がつかないようで、でも、すごく面白いことになるだろう予感はあり。

 

昨年3月10日に予定されていて延期になり、今年の3月9日に予定されていた大田智美リサイタルの中止の発表。野村誠作曲の《アコーディオン協奏曲》(2008)の待望の日本初演が、またしても実現せず。非常に残念だけれども、近い未来の実現を楽しみに待とう。

 

明日の夜、TPAMのディレクターズナイトに出演して、恩田さんとトークする予定。

www.tpam.or.jp