野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

マイアミの演劇クリエーション&撮影2日目

マイアミ君の演劇クリエーション2日目。

 

午前中、まずは、「石貨の島」の朗読。誰かが朗読し、それを全員で復唱する。これをやりながら、藁を編んでいくことに。読んでいくうちに、ラップのようになったり、どんどん変容していく。最後の方は、ぼくも瓦を演奏したりした。本の読み合わせが、既にパフォーマンスのよう。終わった頃には、数メートルに編まれた藁がいくつもできている。これを使って、壁面に「石貨の島」と文字を作ろうと、大工チームが設営。文字だけでなく鯨の絵も出現。こうしてリハーサルと創作と舞台美術が同時に進んでいく。

 

午後は、衣装をつけて、「石貨の島」の撮影。ナレーションに合わせて即興的に演じ、即興的に演奏する。一発どり。6シーンを全部撮影。

 

その後、「都市の予感」の撮影。橋下徹が府知事になって閉鎖にした大阪国際児童文学館について、加藤ちえ子さんと姪御さんが思い出を語る。世界中の児童文学を集めた貴重なコレクションを寄贈し、世界中の児童文学者が注目し、子どもも大人も集う場所が、大阪の万博公園の中にあった。

 

里村さんがポーランド語と日本語のエクスチェンジをしているポーランドからの語学留学製のミハウが遊びにくる。ポーランドでプロジェクトを行った美術ユニットhyslomとポーランド語交流。

 

夜、夕食をとりながら、hyslomのデンマークからポーランドへ石を運んだプロジェクトの報告を聞く。ぼくはポーランドで展示を見にいくつもりが体調を崩して、行けなかった。今日、聞けて嬉しいし、めちゃくちゃ面白い。