本日は、鈴木潤さんとの原稿執筆会議。1章−10章の原稿を、全部、目を通して、修正/調整していく作業。二人だと、それぞれの音楽やワークショップのことを知りすぎていて、文章を読まなくても言いたいことが、なんとなく以心伝心でわかってしまう。そこで、里村さんに読んでもらうと、面白がってもらえるところと、意味不明なところと、いろいろあることが、浮き彫りになり、的確な指摘をもらい、だんだんクリアになってきた。
例えば、「ワークショップの準備」の話は、いかに段取りを準備するか、ではなく、いかにその場で脱線したり柔軟に対応できるように、準備しておく、ということだ。予定を変更しまくれるように準備しておくことだ。だが、そういったところが、潤さんと野村の間では、阿吽でわかりすぎてしまって、説明不足だったかもしれない。
などなどと考えているうちに、この本のコンセプトがより浮き彫りになってきた。本のタイトルは、「クラシック音楽家のためのワークショップハンドブック」ではないぞ。「音楽の根っこ」がいい。副題は、「オーケストラと考えたワークショップ」がよさそうだ。音楽ワークショップについて書けば書くほど、どんどん音楽の本質、根源、根っこにたどり着く。そして、「クラシック音楽家のための」などの表現は、それ以外の人を排除しているようにも聞こえそうだ。どんどんグルーブしてきた。
これは、本当に本当に面白い本になるぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーー!
ということで、原稿執筆に明け暮れる1日だった。