野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

アルゼンチンのベートーヴェン

ベートーヴェン交響曲を題材に、いつの間にかアルゼンチンタンゴになって、手拍子もついて、ガチョーンとなっていて、作曲が続いている。と書いても、なんのこっちゃなのだが。要するに、ベートーヴェンの音楽は、ちょっと長くて退屈に感じることもあるのに、その音楽と何週間も向き合っていると、ますます退屈するのか、と思いきや、退屈を通り過ぎて、だんだんこちらの脳みそが麻痺してきて、おかしなことになってきて、ようやく、ベートーヴェン像が変身し始めている。里村さんがふとベートーヴェンをメロディーを口ずさんだりするので、迷惑かけてるなぁと思う。

 

潤さんのCDを昨日購入したので、朝食のBGMは鈴木潤。同じピアノでも、ぼくの音楽とは全く違う鈴木潤の世界に心も体もおどる。潤さんと進めている原稿の校正作業が始まっている。編集の岩淵さんから、どしどし原稿リライトが届き、少しずつ読んだり、手を入れたり。

 

2月17日に、愛知県高浜市のかわら美術館で「瓦の音楽」コンサートをするので、やぶさんと打ち合わせ。瓦の三大産地の高浜の三州瓦と淡路島の淡路瓦が合体してのコンサート。三州瓦と淡路瓦の遭遇は、初の試みなので、非常に楽しみ。

 

ガムラングループ「スカルグンディス」の練習に参加。と思ったら、今後の方針についての会議が始まる。その後、ガムラン演奏に参加。12月にワルシャワで出会ったマルサナとは、西さんがインドネシアにいた頃に出会っていたそうで、世界は狭いと思う。100円ショップで買ったという乳幼児向けのキーボードを演奏してみた。大人の指は小指でも入らないサイズだが、なかなか演奏しがいがあった。