野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

天ぷら定食

「點心組曲」第9楽章。ピアノソファ君とのセッション。ピアノソファ君のピアノ教則本の本を一緒に演奏するだけでなく、ピアノソファ君がソファに座ると、ぼくが彼の教則本にのっている曲を次々にピアノで弾く時間。彼は、時々歓喜の雄叫びをあげ、部屋をうろうろ歩き回る。

i-dArtのオフィスに戻り、スタッフのヴィッキーと7月2日の路面電車(トラム)ライブの打ち合わせ。トラムの広さを考慮し、マコトバンドのメンバーの楽器を確定していく。どれだけ持ち込めるかで、量を最小限におさえなければいけない。

その後、町中に行き日本食レストランへ。「點心組曲」第1楽章「ハッピーハンサムロックンロール」の13回目。歌詞に「天ぷら、すきやき、寿司」とあるから、これらのメニューをオーダーして、ハッピーハンサムさんとの写真撮影が主目的。すきやきはランチメニューにないが、天ぷらと寿司はある。ぼくは「天ぷら定食」にした。そして、何度も「ハッピーハンサムロックンロール」を歌った。

i-dArtのギャラリーに寄った後、JCRCに戻り、「點心組曲」第3楽章「車椅子四重奏」の11回目。今まで密室で開催していたワークショップを、初の公開パフォーマンス。同じ施設の利用者さんたちに聴いていただく。7月8日のツアー型パフォーマンス「點心地圖」に向けて、大きな一歩。

オフィスでイヴォンヌがデザインしているのが、うちわ。団扇の中に、ぼくの音楽セッションの様子をシューランが描いた絵がある。この団扇は、7月2日の路面電車(トラム)でのパフォーマンスの際に、通行人に配るもの。i-dArtのみんなが、それぞれの形で、「點心組曲」に取り組んでいる。

「點心組曲」第8楽章「木々の音楽会」の7回目。メンバーの一人は、カフェの店員でもあり、朝ご飯を注文すると届けてくれたりする。こうして音楽のセッションで会うだけでなく、日常でも交流を続けている。彼女は来ると、いつもぼくに、「老細(ボス)」と言う。回数を重ねることで、だんだん楽器に慣れてくる。意外なところが笑いのツボであり、毎回、ぼくの演奏が笑ってもらえた時が、嬉しい。

夜は、ネット通話で鳥取の方々とミーティング。