野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

セッションしたり、楽器をつくったり

今朝の朝食は、ベリーニの提案で、腸粉とシュウマイをカフェでデリバリーしてもらい、i-dArtのオフィスで食べるというもの。他の人も食べるのか、と思ったら、もちろん、みんなは朝ご飯を食べて出勤なので、ぼくだけが食べることになる。オフィスで朝食もいいものですし、2週間でi-dArtのメンバーと仲良くなったので、ぼくも居場所があるし、会話もはずむ。

今日は、知的障がいの人の施設、A棟の1階に行って、試しの音楽セッション。行くと20名くらいの人が集まっていて、既に楽器を鳴らしていた。ぼくが紹介されて、即興のセッションが始まる。ぼくは主に鍵ハモで共演。試しに、「1234」で始まったり「1234」で終われるかを試してみる。全員は無理でも、結構、多数の人ができていた。あとは、楽器の配置を変えてみたりした。来月4週間にわたり、テスト的に続けてみることに。

事務所に戻り、イェンに色々手作り楽器を伝授する。ほとんどが、池田邦太郎さんに教わったもの。または、京都女子大の児童学科に務めていた時(2001-2004)に学生たちと一緒に学んだものだ。

今日は、ランチはベリーニと外に出ることに。二人で話す時間をつくって、意見交換をするのが貴重。スケジュールの調整とかを歩きながらすませて、ラクサを注文し話し込む。「プロのアーティスト」って、どういう意味だと思う?という彼女の問いに始まり、アートに関して、「障がい者」という言葉に関して、アートと社会の関係に関して、マネジメントに関して、ラクサの麺が伸びるまで話し込む。施設の入所者で、ピアノを練習する人の映像を見せてもらい、来週、会いに行くことにする。

メキシカとグレースによるダンスクラスに参加。このクラスは、ダンスをやり始めのクラスらしいことが分かった。今日、初めての人もいる。2時間のクラスで、来週は、このクラスと野村が何かをする。夕方のダンスクラスは、経験者で、5月26日の発表会に向けて練習。いくつか振付のある群舞もある。最後に、野村の鍵ハモに合わせた即興セッションもやった。ダンスに合わせて楽器を吹くのは楽しい。