野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

草本さんの写真展が楽しみ

時差ぼけよ、さようなら。今朝は、目標である午前中の起床に成功。10時半に起きました。朝、オリヴィエ・メシアンの「アーメンの幻影」のピアノ練習。9月4日に、中川賢一さんと2台ピアノで、メシアンもやるのです。大学生の時に譜読みしたことがあるのですが、30年ぶりに見る譜面、意外に指が覚えていました。

その後、写真家の草本利枝さんと待ち合わせ、4月の草本さんの展覧会場を見に行く。4月11日に、草本さんの写真展のオープニングイベントとして、野村の演奏をするのです。この展示会場が、もと陶芸の窯だったところで、かなり特殊な空間で、これ自体が、とんでもない彫刻でありインスタレーションのように見える場所なのです。ここで、写真展をやろうと思う草本さんは、狂っているというか、いっちゃってるというか、凄い人です。きっと、凄い展示になることでしょう。場所を見ることができて、ライブの方針も見えてきました。うん、楽しみ。

その後、京都国立近代美術館での日英の高齢者とアートに関するシンポジウムを聞きに行く。その途中で、雅楽の演奏風景の写真展をやっていたので、ついつい寄り道をしてからでしたが、、、。

イギリスで、高齢者の演劇プログラムをやっているマンチェスターの劇場の演出家、パーキンソン病の人とのダンスをやっているスコットランドバレエ団のダンサー、高齢者のプロジェクトなどもしている美術館の人、高齢者との音楽実践を20年以上続けているオーボエ奏者、それに、日本から、日本センチュリー交響楽団のマネージャー、デイサービスの介護士、デイサービスでワークショップ実践する臨床美術家、高齢者の研究をする心理学者など。登壇者の数も多数。会場には、砂連尾理さん、鈴木潤さん、小島剛くんなどのアーティストの姿も見えるし、西日本各地から集まってきたアート関係、施設関係、をはじめとする多様な方々。

家に戻り、シンガポールで出版される原稿の校正と、使用写真の許諾のメールのやりとりなどを進めたり、3月25日のコンサートのための個人練習をしたり。