野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

打ち合わせ のち レコーディング のち 上映会

城崎国際アートセンターとJACSHAの打ち合わせ。橋本麻希さん、樅山智子さん、鶴見幸代さんと。7月3日に第1回のワークショップを行ったが、子どもの集まりが悪く、今後の進め方について話す。

 

その後、四股1000の後、ガチャ・コン音楽祭の打ち合わせ。ニシジマ・アツシさん、永尾美久さん、福本美紀さん、山元喬さん。8月7日の大凧会館での”ぐるぐる”に向けて。ニシジマさんとお会いするのも久しぶり。サウンドアーティストのニシジマさんが、凧に詳しいこと、知らなかった。

 

午前中に3本もオンライン会議があり、午後は、山城大督さんの映像につけるピアノを自宅で録音。送られてきた詩の朗読に合う音楽を模索ののち、なんとかレコーディング完了。

 

録音が終わったので、不知火美術館に行って、映像上映を見る。無関係な複数のアーティストの作品が並んでいるようで、いくつかのつながりがある。

 

武内明子《海に描きに行く》では、浜辺で絵を描いている画家が海の水の中に入っていくが、草本利枝+佐久間新+野村誠《Tari Jeda Waktu》の第2章《田の水》では、舞踊家が田んぼの水の中に入っていく。

 

KOSUGE1-16《The Playmakers》では、イギリスのMidland Art Centreで子どもたちがKOSUGEの作品で遊ぶ様子がたくさん出てくるが、草本利枝+佐久間新+野村誠《Tari Jeda Waktu》の第1章《樹の家》でも、子どもたちが遊び出す。
 
武内さんやKOSUGEの作品と無関係なようで、いろいろ通じるところがあるんだなぁ、と通して見られてよかった。
 
草本さんの美しい映像も、大きな画面で見るのは初めてで、やはり大きな画面で見られるのはいい。佐久間さんが田んぼの水の中で泥まみれになりながら泳いでいるのが投影されている時に、小学生が20人ほどやってきて、映像をみんなで見ていたのも印象的。