野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

再会の音楽

本日は、東京藝大にて、特別講義。朝、目覚まし時計の時刻を間違ってセットしていて、目覚めと同時に、あ、まずい、出発時刻まであと10分。疲れていたようです。大慌てで、荷造りをして、クイック朝食の後、タクシー!ギリギリ間に合って、予定の新幹線に乗れました。セーフ。

東京藝術大学のDiversity on the Arts Projectという社会人学生も含めた通年の講座の特別講義。「多様性とアート」、「アートと福祉」がテーマであるらしく、多様性を明確にするべく、野村への依頼でしたが、野村から3人のゲストに依頼し、様々なセッションが繰り広げられる講義へと展開。講義という名のフェスティバルと言ってもいい、イベントとなりました。内容は、以下の通りです。「再会の音楽」とも言える4時間。これが、新たな出会いにつながれば幸甚です。

1)昨年10月に日本音楽学会で発表したレクチャー/パフォーマンスの第1楽章の再演。(鍵盤ハーモニカと声とパワーポイントとピアノによる野村誠独奏)

2)TASKEと野村誠のコラボレーション。詩の朗読とピアノ、「世界に誇れる宝物」、「三宮Memories 94」、「としお」、トークなど。

3)野村誠 老人ホーム・REMIX2「復興ダンゴ」より、前半30分(映像:上田謙太郎、写真:杉本文、コーディネート:吉野さつき)を、野村誠(ピアノ)と映像プロジェクションにより簡易上演。

4)新倉壮朗(バラフォン、紙ドラム、鍵盤ハーモニカ) と野村誠(ピアノ、鍵盤ハーモニカ、ペットボトル)による即興演奏ライブで、最後は二人で相撲パフォーマンスに。

5)野村誠作曲のピアノ曲「DV(ドメスティック・バイオレンス)がなくなる日のためのインテルメッツォ(間奏曲)」を上演。

6)草柳和之作詞、野村誠作曲「DV撲滅ソング DVカルタを歌にした」を、草柳(歌)、野村(ピアノ)により全4曲を上演。

7)ディスカッション

講義が終了後、草柳さんと別件の打ち合わせ。その後、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の次年度の打ち合わせで、作曲家の樅山智子さん、鶴見幸代さん、(さいたまトリエンナーレ2016ディレクターチームの)里村真理さん、森真理子さん、(さいたまトリエンナーレ2016サポーターの)植森さん、矢ケ崎さんで、話し合い。

その後、打楽器奏者の神田佳子さん、高砂部屋呼出しの邦夫さんとも少しだけお会いすることができ、2018年、ますます、相撲と音楽、高まっていきたい構想で、盛り上がりました。明日から、初場所