野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

瓦の音楽@本興寺

朝、衆議院選挙の投票をして、その足で、尼崎へ向かう。瓦の音楽のコンサートをするのです。台風が接近しているそうですが、まだ、そこまで気配を感じないので、大丈夫そう。尼崎の本興寺へ向かう。予定通り、「瓦の音楽」コンサート開催となりましたが、残念なことに、共演予定の尼崎市立尼崎高校吹奏楽部が出演できなくなりました。台風で警報が出るかもしれず、学校判断で、自宅待機となりました。

実際には、15時にコンサートが終わった時点でも、小雨で、風も微風でしたが、なぜか午後1時には、尼崎でも大雨警報、暴風警報などが出ておりました。この風雨量で警報が出るんですね。冗談で、これは何かの陰謀だ、と言って笑いました。衆議院選挙の投票率を低くするために、警報を早く発表させた、という仮設です。もちろん、まさか、そんなことはないと思いますが、あまりにも早い警報の発表に、そんな冗談も言って勘ぐりたくなります。(気象庁の方々、冗談ですので、気を悪くされないで下さい。警報の発表のタイミングには、色々な深い理由や根拠があると思います。それをとやかく言うつもりはありません。せっかく一緒に練習した高校生と共演できなかったので、ついボヤイてみただけです。)

ともかく、「瓦の音楽」のCDに収録した数々の曲を、やぶくみこさんと久しぶりに演奏できたこと。そして、淡路瓦と縁の深い本興寺さんで、瓦の音楽を演奏できたこと。そして、尼崎市長さんに聞いていただけたこと。大きな喜びでした。尼崎市長の稲村和美さんは、非常に良いオーラのある方で、オーケストラのコンサートマスターのような印象を受けました。また、「瓦の音楽」を楽しんでいただいたことや、冒頭の挨拶にも大変好感を持ち、これも一つのご縁だなぁ、と思いました。本興寺のご住職からは、本興寺と京都の本能寺との繋がり、本興寺と淡路島の津井の竜泉寺との繋がり、秀吉や家康などとの繋がりなどのお話も聞かせていただきました。淡路島の登里製瓦の登里さんが聴きに来られたりしたことも、嬉しく、瓦の音楽を、今後もなんとか続けていきたいものです。

台風が接近しないうちに、京都に戻る。夜になり、選挙の投票が終わる8時を過ぎると、徐々に風雨が強くなり、深夜には暴風雨になった。ぼくの体感では、警報は20時でした。

「かずえつこと 即興のための50のエテュード」no.17「ホケットとアルペジオ」を作曲。