今日は誕生日でありました。４９歳になりました。うーむ、あと一年で半世紀も生きたことになるのかと思うと、驚きであります。そして、「少年老いやすく、学成り難し」と言う通り、まだまだ修行半ばで発展途上なうちに、４９歳になってしまいました。しかし、とにかく、人生焦っても仕方がないので、残りの人生を大切に生きていきながら、少しずつ成長していきたい、と思います。
かつて、将棋の米長邦夫が、４０代後半で既に大御所で実績十分で自分の棋風も確立していたにも関わらず、若手の棋士に弟子にしてくれ、教えてくれ、といって、若手に混じって将棋の猛勉強をし、５０歳で史上最年長の名人になったことがありました。当時、ぼくは２０代だったので、４９歳で実績十分の人が、２０歳そこそこの若者に、教えを請うなんて、なかなかできることではない、と感心したことを思い出します。
ということで、４９歳ですが、１９歳のつもりで、大学１回生のつもりで、３年間しっかり勉強して、３年後には大きく成長しよう、というようなつもりで、日々、楽しく勉強して、成長していきたい、と思っております。一ノ矢さんに教わった「３年先の稽古」という言葉を教訓に、今日の地道な稽古が、３年先に花開くと思うと、音楽をするのが、楽しいのです。
今日は、砂連尾理さんと佐久間新さんという二人の素晴らしいダンサーが、誕生日を祝いに訪ねてきて下さりました。色々、語り合うことができて、素敵な誕生日を過ごせましたこと、大変感謝です。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
