「ぶつかりピアノ」中日（＠両国門天ホール）でした。
高橋アキさん、寺嶋陸也さん、両横綱ピアニストにより、神田佳子の新作「相撲組曲Xe」と、松平敬の新作「とんとん」と、野村誠の20年前の「ナマムギ・ナマゴメ」の３作品が演奏されました。どれも、力作で、この３作品を演奏されるのは、相当の体力とエネルギーと集中力を要することになったことでしょう。これで、一日２公演、演奏者の方々には随分なる負荷がかかったであろうと思われますが、それを気力と経験で乗り越えていくことも、感動的でした。
また、諸事情により、樅山智子作曲「こなた精霊」は、樅山智子＋鶴見幸代で演奏されました。これも、二人らしい名演。樅山智子さんが、ピアノを人前で弾くというのも初めて聴きました。旅する作曲家が自作自演をすることも、大変貴重なことで、今後もどんどん自作自演もしていって欲しい、と思いました。
稽古ピアノ作品は、公募で申し込んだアマチュアの人々が、横綱ピアニストに挑戦するというもの。小学校２年生の女の子が高橋アキさんと共演するのも感慨深いものです。あと１５年もすれば、彼女も大人になり、プロのピアニストになって我々の前に再び姿を現すかもしれません。芸大の指揮科を目指す群馬の高校生が寺嶋陸也さんに挑む共演も、本当に素晴らしかった。音大生だったり、高校生だったり、色々な方に、野村の「相撲聞序曲」を演奏していただけたのも、喜ばしい体験でありました。
昼公演と夜公演の合間に一瞬喫茶店に行って、作曲。８月６日には、片岡祐介氏に捧げる新曲も準備中です。
ということで、いよいよ明日は我が身。明日から猛特訓を経て、８月６日に、「ぶつかりピアノ 千穐楽」となります。宮内康乃新曲、松平あかね新作、片岡祐介新作なども、どう仕上げていくか楽しみ。公募で参加の方々との共演も楽しみです。前売り券は完売ですが、当日券はいっぱい出ると思いますので、是非、お越し下さい。
