野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ハイドン大學、無事終了

本日は、「ハイドン大學」でのレクチャーでした。大阪は、天神祭だったのかな?浴衣の人々を多数見かけまして、こんな日にハイドンの話を聞きに来て下さる奇特な方々に感謝の気持ちを持って。小さな会場で、客席の中に見知った顔も何人かいるアットホームな感じだったので、あの人数だったら、もっと観客と対話しながらでも進めた気もしますが、こちらは準備してきた内容がいっぱいあるので、怒濤の2時間レクチャーを突っ走りました。通常の大学の講義が90分だから、それでも、長い方なのですが、、、、、。

アーツカウンシルの千晴さん、センチュリー響の柿塚さん、大学生のチカさんと、レトロな喫茶で「ハイドン大學」2次会が行われ、こちらは、高齢者施設の話やら、震災の話や、芸能の話や、イギリスの話や、カンディンスキーの話や、文部省唱歌の話や、雑多な話題が出まして、柿塚さん曰く、この話も動画で記録して配信したかった、と。ハイドンは18世紀の作曲家ですが、今日のレクチャーでは、21世紀の我々の社会や芸術文化とリンクさせて語ることを目指しました。それに触発されて、こういう2次会の話題が出てきたのは、嬉しかった。

ハイドン大學」の講師、これで2回目の体験でした。次にやる時は、ハイドンのことは無知ですとは、さすがに言えないと思うので、さっそく、ハイドン交響曲全集のCDと、ハイドンに関する専門書を何冊か注文しました。ハイドンばっかり勉強するつもりはありませんが、ハイドンをもう少し勉強して、ハイドンと現代を繋ぐ自分なりの線を引いていきたいと、思いました。勉強します。