野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ハイドン、エリントン、原発

2月1日開催の「ハイドン大學」に向けて、ハイドン交響曲第16番、第37番、第100番のスコアを読んでおります。一口にハイドンと言いますが、この3つのシンフォニー、全然違う曲で、ハイドンの多様性と創造性に、改めて感嘆しております。そこかしこに工夫があり、色々な解釈の余地がいっぱいあり、野村の曲解を許す余地もいっぱいあり、面白いのです。

午後、鍼灸に出かけて後、家に戻って、またハイドンの勉強。気分転換に、今読んでいる「The Ellington Century」を少し読む。デューク・エリントンの「Blue Light」の最初の和音が、アルバン・ベルクの「ピアノソナタ」の最初の和音と同じと書いてあって、確かに。


エリントンの「Blue Light」の2コーラス目で、クラリネット、ミュートしたトランペット、ミュートしたトロンボーンで、和音を作っているのですが、それを見ていても、ハイドンの「軍隊」1楽章で、ホルン、トランペット、ヴィオラで和音を作っていることを思い出したりして、ハイドン病が酷い。

夜は、広島からのライターの三浦史子さんが京都に来られているので、お会いしました。「しょうぎ作曲」については、ご自身の著書の中でも、日英2カ国語で紹介していただいています。

英語で日本文化の本 The Japan Culture Book

英語で日本文化の本 The Japan Culture Book

フェア・トレードを探しに FAIR TRADE TRAIL

フェア・トレードを探しに FAIR TRADE TRAIL

いろいろ、お話していて、2013年にインドネシアとタイで、原発を巡って共同作曲プロジェクトをしたことを、日本にフィードバックする活動が何かできないか、と思い始めました。色々、お話することで、気がつけることがあります。