野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の日

本日は、信じられないほど働いた日。岩槻(さいたま)でのJACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)。さいたまトリエンナーレのためのワークショップ。

午前中は、5歳から2年生までの低学年の子どもワークショップ。子どもたちと相撲の話をして、四股を踏み、古式土俵入りの動きをして、ウォーミングアップ。トントンストンと声を出しながら、一番太鼓のリズムをやってみる。そして、一番太鼓のリズムで大人と既に作った歌のメロディーにのせて、替え歌をする。新たな歌を歌いながら、みんなで楽器を鳴らしながら練り歩く。という60分。

東京芸大で、相撲の呼出しについてレポートを書いた学生さんも参加。お昼ご飯を食べながら、色々と語り合う。

午後は、3年生から6年生の高学年の子どもワークショップ。子どもたちと相撲の話をして、四股を踏み、古式土俵入りの動きをして、ウォーミングアップ。トントンストンと声を出しながら、一番太鼓のリズムをやってみる。低学年よりも覚えが早い。このリズムで、肩たたきをしてみる。肩たたき土俵。これを楽器でもやってみる。そして、一番太鼓のリズムで大人と既に作った歌のメロディーにのせて、替え歌をする。さらに、この替え歌のメロディーを変えて、新たな曲を作曲。という60分。

その後、トリエンナーレの展示会場に行って、展示の打ち合わせ。サウンドアーティストの村井さんが、展示のテクニカルスタッフにいて、色々とアイディアが膨らみ、JACSHAらしい展示のプランが、どんどん浮上。低コストで、面白い展示になりそう。

夜は、大人のワークショップ。トントンストンのリズムの復習をして後、竹に太鼓や楽器をぶら下げて、触れ太鼓の練り歩きを試みる。楽器をぶら下げるだけで、めちゃくちゃ面白い。古式土俵入りの動きをやってみて、その動きを指揮者に見立てての即興オーケストラ。指揮者でありながら、ダンサーであり、土俵入りである。こんな指揮は、すごくカッコいい。そして、拍子木のワークショップも少しだけやりました。交流会が終電近くまで続く。10月2日の本番が楽しみ。