野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)フォーラム

さいたまトリエンナーレ2016も後半12月11日まで開催です(水曜日は休み)。さいたま市岩槻区の旧民俗文化センターで、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の展示も行っており、10月2日のパフォーマンスの映像上映、岩槻の古式土俵入りの映像、鶴見幸代作曲作品の映像、樅山智子作曲作品の映像、オリジナル化粧回し、私の土俵入り展、そして土俵、相撲と音楽をめぐる様々な言葉などを展示している「相撲聞芸術研究室」というインスタレーションを公開しております。

せっかくの研究室なので、会期中に、何度かフォーラムを開催する予定で、本日は、15:00−15:30に、「呼出し」を巡るフォーラム、16:00−16:30に、太鼓のワークショップ、17:00−17:30に「古式土俵入り」をめぐるフォーラムを開催しました。

そこで、午前中には、東玉寮で開催中のホームベースプロジェクトの展示を見に行きました。それぞれの部屋が、違ったアプローチで展示空間に変貌しており、見応えありで、楽しみました。空き時間を使って、さいたまトリエンナーレの展示を、順に鑑賞しております。午後は、小沢剛くんのフィリピンと原発ジョン・レノンと盲目の音楽家たちをめぐる作品も、改めて鑑賞。岩槻は、みどこといっぱいあります。

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のフォーラムの質問コーナーでは、なぜ作曲家が相撲をテーマにするのか、など根源的な問いが発せられ、そこから濃密な議論に発展したりしました。